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41 愛されてるなーとしみじみ感じました

ゆっくり目を覚ますと、目の前にはトウカ、レーイン、ヴィスタの顔と、遠くの方にゲルさんがいるのが見えた。

ちゃんと戻ってこれたかな。


そう判断できた瞬間にどわっと3人が抱き着いてきた。


「うわあ!!」


「ミア!! 心配したのよ!? もう目を覚まさないかと思って……生きてるって言うけど全く生きてるふうに見えなくて……!!」


「そうだぞ……! お前、ゲルディアス様がボロボロになったお前を連れてきたときには俺たちの心臓は止まるかと思ったからな!!」


「とにかく……、目を覚ましてくれて良かったよ……」


結構心配かけたみたいだ。

レーインは今も涙を目いっぱいにためて必死に流れ落ちないようにしているし、トウカとヴィスタも少し目が赤い。

心配してくれる仲間が出来てよかったなーと思っていると、耳を疑うことをレーインが言ってきた。


「ミア……あなた、7日も眠ってたのよ。本当に無事で良かったわ」


7日……!?!?


ちょっとまってちょっとまって。

そんなに長く向こうの世界にいたの!? 感覚的には2時間くらいだったけど……。

つ、次行く時から気をつけよ……。



「あ、ゲルさん」


「もう体は……大丈夫なのか?」


体は、、うん。問題なく動く。

さっきちらっとステータス見たけど総合値も全回復してた。ついでにスキルと物騒な称号も増えてた。


何ならこの訛ってる分今すぐにでも取り戻したいところだけど……。


「何処に行ってたんだ?」


「どこって、ずっとここで寝てたと思うけど、、ああ、一週間森にいたよ?」


「違う、そういうことじゃない。寝ている間、魂は何処へ行っていたんだ?」


あら、ゲルさん私の魂がこの体になかったこと気づいてたんだ。話してもいいけど……


ちらっとトウカとレーイン、ヴィスタを見る。

この3人に話すのは、、まだ早いかな。

と、ゲルさんが察したように3人にでていくように言った。


おお、やっぱり私の心読めてるじゃないかな。

でも……めっちゃ不服そう。特にレーイン。


「後で、ちゃんと会いにいくから」


そう告げると渋々ながら部屋を出ていった。




改めて見てみると、ここ私の部屋だ。

体も泥まみれのはずだったけど綺麗になってる。ついでに傷も消えているのはどうして?



「それで? あいつらを追いやったのはそれほど重要なことだからか?」


重要……だけど、別にあの子達が聞いても問題はない。ただちょっとまだ聞くには幼いかなって思っただけで。


何から話したらいいのかと考えながら本題に入る。


「天界に行ってたの」


「天界?」


「うん。前はアルテ様だけだったけど今回はエレボス様とアイテール様もいた」


「アルタ様、エレボス様、それにアイテール様まで……」


突然ゲルさんは頭を抱えだした。

え!? 私まだ何もまずいこと言ってないよね!?

と、とりあえず続けるよ……?


「それで闇堕ちのこと聞いてきたの」


「闇堕ち……か、そういえばあの一緒に倒れていたグレイアム様は何があったんだ?」


「あ!! どうなったの?」


「…………土に埋めた」


「良かった。グレイアム、様は闇堕ちになってたんだけど……とりあえず一緒に倒れてたって事は倒せたのかな? 魔王殺しっていう称号もらってたから多分そう」


また物騒なスキル増えたんだよねえ。

魔王殺しって……。


「あれはやはりお前がやったのか……」


「強かった」


「当たり前だ。500年魔界を収めた方だぞ? 弱いわけないだろう」


500年!! もう魔人の歳の感覚はわからん。


「はあ、まあその話はあとでしよう。本題に入るの。ミアは神から何を言われた?」


これをいったらもしかするとゲルさんは天使界に乗り込んでいくかもしれない。私でさえあんなに怒りを覚えたのだから。でも……


「……闇堕ちは意図的に作られたものだって。天使族によって」


ぶわっとゲルさんの殺気が部屋中に広がった。無理もないな。

皆避難させといて良かった……!!



「作られた?」



そこから天界で言われた大事なとこだけをすべて話した。


スキルを上げるために闇堕ちを作っていること。

闇堕ちは一部、人間界に送られていること。

天使族は世界の核を破壊しようとしていること。


そして、、まだ、闇堕ちが治せるかもしれないということ。


全てを聞き終えるとゲルさんはフーっと全身を落ち着かせるように息をはいた。


「……分かった。今天使界に乗り込んでいっても危険でしかない。それに今は戻すことができるかもしれない闇堕ちを戻すことが先だ。だが光魔法と闇魔法を両方使えるのはミアしかいない。……すまないが力を貸してくれないか……?」


「もちろん」


初めからそのつもりだ。

天使族はたとえ一部であろうとこの事をやってきたのは事実。しっかりつけは取ってもらわないと。



「まだ魔界でも至るところに闇堕ちはいるでしょう? ちょっと旅がてら周ってくるよ」


闇堕ちがいるのはあの森だけじゃない。

まだ魔界でもあちらこちらに散らばっている。しかも散らばっている闇堕ちはまだ堕ちてから日が浅い。だから手始めに先ずはそのヒト達を戻していこうかなと思ったのだ。



「……ああ、何から何まですまないな。じゃあ準備を……」



と、言い終わる前に何やら慌ただしい様子でドアがノックされた。


「……なんだ?」


何故今来た? といいたそうな顔をしてゲルさんが答える。

眉間にシワ寄ってるぞー。




「失礼ながら報告します……。人間と天使の連合軍が……攻めてまいりました……!!」



!?!?


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