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3 目覚め……だと思うんだけど

ブクマありがとうございます!

次話は今日の8時頃更新予定です。

ふわっと明るい光が自分を包み込んでいる。


お、とうとう下界についたかな?


「nsbxi&%jzibx#?」


「bdi#nsi@)jsi%kshxkkaxjo+!!」


「xnqobdie@/&gzi+」


「NDIQNKEkc:&skaownc」



何何何何!?


全く言っている言葉がわからん。まさかこれらを全てはじめから解読しろと?


無理ムリムリムリ!!!!



ていうか私って今どういう状況?

体動かしたいんだけど全く思い通りに動かせないし、よく視界が見えないからここが何処なのかも分らない。


さっきからわけわかんない言葉ばっかりしか聞こえないんだけど……。


おーい、神さまー。こんなんじゃやっていけませんよー。






あら、、視界が開けてくる。

おお……ハロー、コンニチハ。ニホンゴワカリマスカ?


………………。


どーこーだーよー!?


私の目がおかしくなければ、目の前には驚いたような顔で私を見つめるお兄さん。

しかもあきらか日本人じゃないでしょ!!



日本人はこんなに彫りが深くありませーん!! 残念でした!


……いったい私は誰に向かって言ってるのでしょうか……。なんか悲しくなってきた。



びっくりするような真っ青の髪に真っ黒な瞳。

これって地毛ですか?

こんな色絶対天然じゃ無理だよね。



「bxiw"&hzu%…………方が言っていたのはこの子だったのか……」





…………。


……????


ホワッツ??


何で急に言葉がわかるようになっちゃったの!?

しかもむちゃくちゃ声いいですね!!

バリトンボイス聞き惚れちゃう。ついでにその麗しのお顔にも。




……いやいやいや、そんなことは今はどうでもいいんだよ。

とりあえずここがどこだからきかないと……





ん? んんんんー???


ちょっとどんどんバリトンボイスの麗しい顔が近づいて来てらっしゃいますよーー!?!?




そっと私は持ち上げられる。




……持ち上げられる???


何で!? 私健全な女子高校生だよ?

いくらあなたの体格が良くてもそんな軽々とは無理でしょー。



…………いけたね。いけちゃったよ!!


待て、一度考えてみろ。


Q、何故麗しのお声の人は、まるで小さなものを抱えるようにして私を持てたのでしょう。


A、私が小さくなってるから。



何でーー!!



たぶんね、今ちらっと持ち上げられたときに私の手が目に入っちゃったの。


うん、物凄くちっちゃかったよね。

ピチピチのJKにこの手はありえません。




とりあえずね、今はどうするかですよ。

今の所私に害を加えようとしてるものはいないみたいだし、一回寝る??


赤ちゃんだよ? 寝てもいいよね??

さっきから情報量多すぎて頭痛くなってきてんのよ。



しかしそんなことを許してくれないのがこの麗しの君。



「君は……喋れるかい? 少し失礼するよ。…………"ミア"か」


ミア? 私は都ですよー。

そして喋れるわけないでしょう。気づいてますか、さっきから喋ろうと必死に努力しててもあー、とか、うー、とかしか出てないんです!!

察してくれ!!


「言葉……は無理そうか。あの方が直々に"令"を出すなんて珍しいと思ってはいたが……。とりあえずは世話だけでもしておいたらいいだろう。後は任せた」


そう言い残すとヒュッと音を立てていなくなった。


ええ、、そんなんでいい感じい?

一応生まれたての赤ん坊なんですが……。誰から生まれたかはわからんけど。


そしてそして、麗しの君(あの人の名前が分からないからわかるまではとりあえずこれでいこう)がいなくなったと同時にどこから現れたか3人のメイド服を着た人達が音もなく近づいてくる。


"人"っていってもいいのかな……。

ハロー、コンニチハ。ニンゲンノコトバワカリマスカ?


明らかに人間じゃないだろうっていうのが2人。

一応人間です、コスプレしてます! って言って乗り切れそうな人が1人。



明らかに人間じゃない方の一人は獣人かな? 狼?

ラノベ知識が少なすぎて全くわからん。

でもいいなー。そのふわふわしてる耳もふもふしたい。


で、もう一人が蜘蛛さん??

足が蜘蛛みたいになってるからきっとそうだと思うけど……。

初めて脚みた。どこからが胴体ですか?

いっつも思うんだけどこの体の仕組みっていったいどうなってるんだろうねぇ。

後で教えてって言ったら教えてくれるかな。


そして最後のコスプレです! っていてぎり通じそうなのがエルフかな?

耳がとんがってて、前にハマってたゼ○ダの伝説に出てきそう。


あー、、でもこんなに黒目の部分がおっきくないか。

目が大きくてその殆どを虹彩が占めてる。

あんまりエルフの知識も少ないんだけどこんなもん?



しかもこの3人、まるで共通点がない。

何で集められた?

私を世話する為なんだろうけど!!

なんかごめんね? 手伝ってもらって。


そんなことを思いながらも何もできない私。

ぼーっとしているのも暇だし、寝ようかな!! って思ってた瞬間それらは目の前に広がった。



狼ちゃんがすーっと手を振りかざすとさっきまでなんにもなかった暖炉に火が灯る。

エルフちゃんは私の周りにそっと風をおこして髪の毛とか服についたホコリを払ってくれる。


みーんな無表情で怖いっすね…………。




そーーじゃない!!!!

皆さん見ました?? ま・ほ・う、魔法ですよ!!!!!


テンションバク上がりです!! 魔法ってファンタジー世界じゃん!?


すでに狼ちゃんとかエルフちゃんとか見た時点で絶対地球じゃありえないなって悟ったけどさ、魔法だよ? 誰しもが憧れる魔法だよ?


必ず一度は通る厨二病の道。


「俺の右手に宿りし……」とかあんなことこんなこと言っててもこの世界では恥ずかしくないのだよ!?


えー、、何しよ何しよ!?


迷っちゃうーっておもった瞬間アラクネちゃんに眠らされた。


はじめの日くらいゆっくり考えさせてよ!!


マジ許さん……。

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