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17 可愛い子には旅をさせろと、そう言いたいのですね?

今私はというと森にいる。


まだ昼間だというのに闇はどこまでも私を覆い、光すらも見ることができない。端から見るとただの鬱蒼とした森だが、いざ入ってみると桁違いである。

ここは普段強力な結界が張られていて簡単には中のものが外に逃げないようになっていた。何故そこまでしている森に私が入らなければいけなかったのか。その答えは今朝にある。



♢♢♢



「ミア、仕事だ。私の部屋に来るように」


そうぶっきらぼうに言い放ち、ゲルさんはスタスタと歩いていった。


仕事ですと?

なんで私がしなきゃなのよ。ていうか私ってまだいっぱい食べていっぱい遊んでいっぱい寝るのが仕事でしょ?

そりゃ中身は高校生だけれども……端から見ればそうじゃないじゃん!


しかもこの前闇堕ちしたアウルベアーを片手で倒すことができてしまった自分自身にちょっと傷ついてたりする……。

だって!! 前世はか弱いうふふあははして遊んでた女の子が片手でバーンよ? むっさ怖いんだけど。

あ、でも結構ためらいはしなかったな。別に気持ち悪いとかもなかったし……、て、これがいけないんだけれども!!


まあこんなんだとやっていけないしね。

いつかは必ず人間と天使たちに"最悪の日"の落とし前をつけてもらわなきゃだし。



しかし仕事て……こんな小さい子にまでやらせるほど人手が足りてないんかい。

働くことは嫌いじゃないけど……どうなの? って思っちゃうよね。


ま、ぐたぐた言ってもどうせ引っ張り出されるだけだし、大人しいのが一番です。



と、言うことで



「来たよ、ゲルさん。仕事って何?」


「いきなり本題に入るか……。まあいい。一旦落ち着いてそこに座れ」


ゲルさんが仕事の話するから走ってこいって言ったんじゃん!! (そこまで言ってません)

頼まれてやらないぞ!


「ミア、魔界の端にある森を知っているか?」


「森?」


森なんてあったっけ? まだ魔界全部を見たことがないからわかんないけど……絶対ヤバそう。


「知らないか……。簡単に説明するとだな、魔界の形は円状になっている。その中心にあるのがここ、魔王城だ。そして円の外にはどこまでも続く森が広がっている。この森に終わりはない。気づくとどこまで行き進んでも同じ場所に戻ってくる」


ほうほう。なんか日本の妖怪伝説みたいな話だな。


「で、その場所に闇堕ちして手の負えなくなった者たちを放っている」


いきなり物騒な話になったぞ!! やっぱヤバいとこじゃん。私の予想は間違ってなかった。


「そこでミア。お前に増えすぎた闇堕ちした者を処理してもらいたい」


はえ? 今なんとおっしゃいましたか?

闇堕ちしたものの巣窟に私がいけと。何故そうなる。

この小さい体で? すぐ食われるわ!


「無理」


「いや、大丈夫だ。現にお前は闇堕ちしたアウルベアーを素手で殺っている。心配することはなにもない。それに強くなるぞ」


話聞いてましたか? なに「大丈夫」って。それは私が決めることでしょう!

確かに強くなれるというのは魅力的だけれども、これ以上女子高生を卒業しちゃうわけにもいけない気がするし……。


ただでも断れそうにないんだよねー。今までゲルさんの頼みを断れきれたことがあっただろうか……。

まだ今回も合わせて2回しかないからわかんないや。


「いつまで行けばいいの?」


「お前の気が済むまで」


なんちゅう返答だい! 気が済むまでて一体目的は何なのだ? 

ふーん……。まあいっか。なんかゲルさんの手の上で操られているような気がするけど。それなりに強くなっておきたいし。



「今度はファリーではなく菓子を持ってこさせよう」


「行かせていただきます」



♢♢♢


てなわけで今です。

いやーうまく転がされたね。

ていうかお菓子あるんだったらはじめからそれ頂戴よ。ファリーも美味しかったけど、あれはフルーツ枠だし。



それではいつもの戦闘スーツ(魔女っ子ローブ)でいざ出陣!!





敵が出てきては片手でバーン、またまたバーン、またまたバーン…………。



弱!! 確かに雑魚キャラだよ? ゴブリンとかスライムとか序の口の序の口だけどさ、、片手でバーンってどうなの? って思うわけで……。


もう右手が真っ赤な血で染まってるんですよねー。

もうなんか見慣れちゃったからいいけどさ、武器ほしいじゃん、武器。


弓使い! とか大剣使い! とか。


一切武器の供給してくれなかったんだもんゲルさん。

ほんと恨んでやろうかな。



どっか伝説の剣とか落ちてないかなー。

あ、これってフラグ? 小説のお決まりではいつも出てこないかなーって言ったあとに必ず出てくるよね!?



…………歩くこと約30分。


はい、出ませーん。

甘く見ていた私が馬鹿だったよ。人生そう簡単には作られていないわけね。

出てくるわ出てくるわ大量の雑魚キャラ。おかげでスキルはもうお腹いっぱいよ。


色々増えたよ。自分が持ってなかった水魔法とか風魔法とか。あと斬撃耐性なんかも。


そういえば闇堕ちしたらもう正常には戻れないのかな?


…………わからん。


ま、こんなこと考えてもなんにもできないからとりあえず今はひたすらに仕事()します!

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