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140 凡人脳だが周りがレベチ

あけましておめでとうございます! 皆様は仕事でしょうか? ゆっくり休んでますか? 

私は親戚で集まってわいわいしてます。

今年も一年頑張っていこうと思っているので、応援よろしくお願いしますm(__)m


それと、今回から会話長めです。読みづらいかもしれませんが、ご了承いただければ幸いです。

「教えてもらったんだ。洗脳の解き方。神様から」


玲央からびっくり発言が出る。なんでそんなこと教えてもらっているんだ? あれ、私言われたことあったっけ。あったようななかったような……まあいっか。大事な事だったとしても玲央が聞いてるのなら安心安心。


「都のスキル「∞」が必須条件。それに光魔法と闇魔法の絶妙な調節がいるらしいからこれも同時に使える都がいいって言っていた。だから全て都に託してしまう形になってしまうけど……」


「ちょっと待って。その「∞」っていうスキル何?」


私自身よくわかっていないスキルナンバーワンのスキルなのだが、どうもこれが知る機会がなくてね。色んな人の見ててわかるかなーと思ってたんだけど誰も持ってないし、玲央とか美凪とか桜子のスキル見てたら誰にも一つずつ見たこともないスキルがついてたから、転生者特典で何かあるのかなって思ってたんだけど、、まさかこんなところで役に立つとは。


「えっ、都は知らないの? 自分のスキルなのに?」


「そうよ。仕方ないじゃん。誰も同じスキルの人いなかったんだから」


何よ。

いや、こればっかりはしかたなくない? 誰も意味不明なものを調べる宛もなく、ただただよく分からないスキルが自分についていると。まず調べようにも調べられない。


「ま、簡単に言うと簡単には世の中に出したら危ないレベルのチートスキルだな。俺たちには一人一つずつくらい付いてるらしいんだが都のはレベルが違うみたいだぜ?」


なんでも自分が倒した相手の全てのスキルを手に入れることが出来るんだとか。つまり自分が習得していない物理耐性とかでも物理耐性を持っている誰かを倒したら自分のスキルに物理耐性がついてくるとかいうわけか。ふむ。チート級のチートスキルだな。


「すごいね」


「ミアだからな」


最近は"ミアだから"という言葉で全て終わってしまう気がする。別にいいのだが、、良いのだが良くない。


「じゃあそれが洗脳を解く鍵になるんだね? でも私やったことないから加減わかんないよ。いきなり大勢にかけるのにはリスクが高くない?」


自分は全能というわけではない。この世界に来てから多少は人並み以上にできることも増えたが、考え方は所詮女子高生。よっぽど人間離れした思考回路を持っている玲央や桜子のほうが出来るんじゃないかと思う。あ、美凪は別ね。あの人は私と同じくらいだと思うから。


「だったらお父様で試してみたら?」


「桜子のお父さん……裕介さん?」


「この世界に裕介はいないわよ。ウラトリス・ガリレイド。ガリレイド国国王。私の今のお父様」


ああ。そういえば桜子って王女だった。違和感しかなさすぎてそれとして認識してなかった。

ウラトリス王で試すということはつまり? 先に国王からこちらにつけろということか。失敗したら知らんぷりして逃げても許されるだろうか。


「お父様はどっぷり天使族の考え方に浸かっている人間だから、お父様を変えることができたら他の人も大丈夫よ。試してみる価値もきっとあるわ」


「解くときは一気にやりたいよね。だったらひとつの場所に集めたほうがいい?」


ヴィスタの考えに少し悩む。確かに集めてくれたほうがありがたいといえばありがたい。顔も見たことのない人にやったこともない術かけるのは至難の業だと思う。


「え? 闇堕ち治したときと同じやり方だと駄目なの?」


あ。そうだった。レーインに言われるまで気づかなかった。そういえば私闇堕ち一気に戻したこともあった気もなかった気も。あれと同じ気もしなくなはいが、、


「詳しくは今はまだ決めれんな。洗脳を解く術がどんなものになってどれほど魔力を使うかも分からんし。ウラトリス王で試してみよう。ただ普通に遠隔で解けることがわかったとしてもだ。目にも見えていた方がいいのではないか?」


と、いうと?


「心の問題はデリケートなものだ。たとえ洗脳が解除されたとしてもそれは小さな変化でしかないだろう。「あれ、最近魔族を見ても何も思わなくなったな」や「こういうことがあったからな」と話に聞くだけではなく自分も体験なんかもあったほうがより心に残っていく。それであったら俺達が宵闇として姿を出しつつ、「ああ、彼らは魔族だったんだ。けれど自分たちと同じようにパーティーを作ってギルドで働いている。自分たちと同じじゃないか。だったら何故私達はあんなにも魔族を毛嫌いしていたのだろうか」となったら万々歳だ」


おお!! なるほど。トウカの流石すぎる考えに大きく頷いた。だったら私達のことをより多くの人に見てもらうのが得策だろう。出来れば国民も沢山いてほしいが各国のトップの人達もいたほうが助かる。だって軍や国民を実際動かすのは私達じゃなくて各国の王だからね。

そのことをみんなにも伝えると、ならば直談でいこうとヴィスタが言い出した。


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