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シン劇場版エヴァンゲリオン ネタバレあり感想

作者: 大和田大和

「注意!!!! シン劇場版エヴァンゲリオンの多大なネタバレが含まれます」


【ネタバレ有り感想とちょこっと考察】(下記の考察は全て間違っている可能性があります。あくまで個人の意見、感想です)



ネタバレです。


最後、シンジ、レイ、マリ、カオルはエヴァの呪縛から解放され、現実の世界に行きます。(ちゃんと人間として歳をとります)

シンジとマリ

カオルとレイ

そして、なんとアスカとケンジがくっつきます。


カジとミサトの間に子供ができます。名前はカジリョウジ。(父親と同じ)

トウジと委員長が結婚し、二人子供を産んでいました。名前はツバメ。



死んだ人(死んでいた人)

カジリョウジ エヴァ破の直後、サードインパクトを止める際に死んだようです。なのでエヴァQの時点でもうすでに死んでいたことになります。ちなみにこの時、もうすでにミサトは妊娠していました。

葛木ミサト 最後に空想の世界のシンジのもとにガイウスの槍を届けようとします。その時にヴンダーもろとも吹っ飛び死亡。

冬月 L結界密度が濃ゆい船の中にずっといて、最後はLCLになりオレンジ色のシミになった。




本作では、前作Qの説明とキャラの心情などが描かれました。

【アスカ】

エヴァQで、アスカがシンジをガラス越しに殴ろうとしたのは、エヴァ破でシンジが使徒に乗っ取られたアスカを助けることも殺すこともできないでいたからです。


アスカの眼帯の中には、アンチL結界の装置が埋め込まれていました。これにより使徒に体を侵食されているのを食い止めていたようです。

映画の終盤で、眼帯を外し、使徒の力を開放し13号機と戦いますがゲンドウはそれを利用していました。(よく理解できませんでしたが)


アスカがものすごくプライドが高くエリート主義だったのは、親がいなく誰かに認めて、褒めてもらいたかったから。


映画の途中でアディショナルインパクトのトリガーにされるため死亡。だが最後、シンジが助けて、(多分)28歳になって生還しました。(アディショナルインパクト:ゲンドウが精神世界で起こしたインパクト。これにより精神的な人類補完計画を行おうとしたらしい)


【レイ】

エヴァ破でレイの魂は、初号器の中に消えました。シンジは精神世界でレイ(多分28歳)を発見すると、なんらかの手段で助けたように見えました。


【マリ】

冬月にマリアってよばれていたがなんのことか皆目検討がつかない。

最後何故かシンジとくっついた。


【ゲンドウ】

ゲンドウが若い頃SDATを使っていたのは、シンジと同じように外の世界や他人と関わりたくなかったから。

だが、ユイと結婚し、外の世界と触れ合う喜びを見つけた。

そして、ユイを失い、苦しみも知った。

だからシンジを拒絶しました。彼なりの贖罪だったらしいです。

ユイを守れなかったから、自分を罰していたらしいです。

最後、精神世界でシンジと一対一の決闘。

シンジに歩み寄られ、救われたのではないでしょうか?

シンジはゲンドウに対して、「父さんは、母さんを見送りたかったんだ」と言っていました。

ゲンドウは、ユイの死をずっと見送りたかったけど、できなかったのかな?


【ユイ】

シンジがガイウスのヤリを使って、ゲンドウのアディショナルインパクトなるものを止めるときに現れた。そして、シンジの代わりに人柱?のようなものになった。

シンジ「このために母さんは初号器の中に残っていたんだ」

ユイは、来るシンジとゲンドウの戦いのために初号器の中にずっといた。


【カオル】

エヴァ序で月面の棺の中から出てきましたが、あの棺の中身は全てカオル。

ものいいから推察するに、おそらくなんらかのループに取り込まれていた。

それをシンジが断ち切って、救ってあげた。

カオルはエヴァQでシンジを幸せにすると言っていたが、あれはシンジを幸せにすることで自分が幸せになりたかったらしい。


途中ではフラッシュバックでした登場しなかった。あんまり登場しなかったが、救われて良かったのかな。


【考察】

エヴァ旧劇場版のマイルド版のような印象を受けました。

エヴァ旧では、最後の方で現実世界の実写動画が流れたり、

シンジがアスカで自○行為をしたり、

アスカにキモがられたりしました。


これは、エヴァオタク嫌いの庵野監督が『お前ら二次元の女に欲情してないで、現実をみろ』と言っていると言われています。


エヴァ新でも、まあ似たような感じのメッセージを受け取ったような気がしました。

終盤シンジ対ゲンドウの戦いで映画のセットの中で戦ったり、

ラフの絵コンテのようなものがそのまま生で埋めこまれていたり、

ラストで現実の実写の世界にシンジとマリが「さあ行こう!」と飛び出て行ったり、

エヴァ旧と同じようなメッセージだったのではないでしょうか?


『エヴァはもう終わったんだよ! 俺はもう作らねえからな! 俺が作りたいのは特撮映画だ! さっさとエヴァの呪縛から解放されて現実見ろ!』




現実の実写シーンを見せつけたり、

アニメ映画なのに、特撮っぽくしたり、

あえてシンジとマリをくっつけ、

カオルとレイ、アスカとケンジをくっつけたり。

アスカファン、レイファンを挑発するような終わりでした。

他の方の感想も見たのですが、怒っている人が結構いましたね。



総合的に見て、かなりファンサービスっぽくしたエヴァ旧という感じでした。

面白いシーンや、観客の求めているシーンもある一方で、

あえて観客の気を逆撫でするような挑発的なシーンもありました。


観客の見たいものを見せてくれるものというより、

監督が作ったものを金を払ってみにいくという感じでした。


良くも悪くも本当に他の映画とは一線を引いている映画です。


個人的には、何回も見てもっと色々考えたいと思いました。

概ね多くの人が楽しめているようですが、やっぱり酷評している人もいました。


体感で理解度は二割ほどでしょうか?


終わってしまったことは悲しいような寂しいような感覚です。

見て良かったです。


庵野秀明監督、その他のスタッフさんたち、声優さんたち、本当にお疲れ様でした。

そしてありがとうございました。


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