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ドラゴンのステーキ1
森の洞窟にはドラゴンがウヨウヨいた。
サニーとレイニーはそのうちの一匹に狙いを定めると、洞窟から外へとおびき寄せた。
「行くわよ!」
レイニーはそう言うとドラゴンスレイヤーを振りかざした。
「気を付けろよレイニー!」
サニーはそう言ってから炎の魔法を唱え始めた。
レイニーはドラゴンの攻撃を避けながら、ドラゴンの首を一撃ではねた。
サニーはその様子を見て、呪文を唱えるのをやめた。
「レイニー凄いな」
「えっへん」
レイニーは胸を張って、ドラゴンの首を持ち上げた。
「さあ、ステーキにしましょう」
「おいおい、食べるのは身体だろ?」
「頭も美味しいかもしれないじゃない」
サニーは首を振って、魔法でドラゴンの体を持ち上げると、2人の家へ帰って行った。