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プロポーズ
「私なんて、何にもできないんです」
「そんな事ないよ、レイニー」
「そう言ってくれるのはあなただけよ、サニー」
レイニーとサニーの2人は森の外れの泉で水浴びをしていた。
「僕たち結婚しないか?」
サニーがレイニーに聞いた。
プロポーズだ。
レイニーは首を横に振った。
「ダメよ、私と結婚しても幸せになれないわ」
サニーはレイニーを抱きしめて言った。
「僕がレイニーを幸せにする。結婚しよう」
今度はレイニーはうなづいた。
「そこまでいってくれるなら、結婚しようか」
そうして2人の新婚生活が始まった。