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異世界転移のお供には、スポドリに(笑)ハトに。ウインドカッター!?  作者: 西山景山
第1章 異世界転移のお供には、スポドリに(笑)ハトに。ウインドカッター!?
6/12

出てきたのはスポドリでした(笑)


 道も分からぬまま、森を進み始めてもう体感10時間弱。日も暗くなってきた。あのウサギ以来何も出てこなかったが、比較的安全な森なのだろうか。それともあまりモンスターのいない世界なのだろうか。


 (時間の進みは日本とそう変わりないな。どうやら太陽らしきものもあるしな)


「って言うかやばい、倒れそう。お腹すいた。喉渇いた。うおおおお!!」


 もう限界が近かった。


 (せめて水、水をくれ)


 ふと、すっかり後にしていた問題を思い出す。


 「そういえばガチャから出てきたやつに、ハトとウインドカッターの他にスポーツドリンクってのもあったな。でも持ってなかったし起きた近くにもなかったんだよな」


 (ああ、スポドリよ。どうかわが手に出てきておくれよ)


 もう足も動かず、今日はここまでかと足を止めたその瞬間、右手に違和感を感じた。


 (ん?)


 ふとその右手を見てみると、その手には少し白く濁った液体が入ったペットポトルが握られていた。


 「で、出たああああああ!!」


 驚きと喜びのあまりまるで幽霊を見たかのような叫び声を上げてしまう。


 近くの木に背をもたれさせ、やっと手に入った水分を取りながらふと思う。


 (地図もステータスも出なかったのに、スポーツドリンクは出るんだな)


 少年達が皆一度は憧れる異世界にきたと言うのにスポーツドリンクを飲んでいることに不思議を覚え、一つ大きなため息をついた。

















 『"アイテム"、"スポーツドリンク"の消失を確認』







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