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異世界転移のお供には、スポドリに(笑)ハトに。ウインドカッター!?  作者: 西山景山
第1章 異世界転移のお供には、スポドリに(笑)ハトに。ウインドカッター!?
5/12

先制攻撃はウインドカッター!?


 当てもなくただ森を歩くこと体感2時間。


 景色は変わることなく、木、木、木のオンパレードだった。


 (ああ、くそ!! この森、抜けれるのか? この世界全部森ってことはねえよな?)


 不安に思いながらもただ進むしかない。


 そうして歩いていると、突然どこからかガサッという音がして、ビクッと、思わず反応してしまう。


 (な、なんだ? まさか、モンスターか!?)


  森が続いて忘れていたが、ここは異世界、そのようなものがいてもなんらおかしくはないのだ。


 ガサガサ


 そんな音を立てて草むらから出てきたのは小さな薄く赤い毛の生えた赤い目を持ったウサギだった。


 (なんだ、ウサギか)


 凶暴な魔獣でないことにホッと一息。


 (ってなるか!! 絶対にこのパターンは超凶暴なウサギなんだよ!! とりあえず、先手必勝!!)


 「ウインドカッター!!!!」


 ウサギに向かって勢いよく手をつきだす。


 とてつもない威力の鋭い風のもと、ウサギは真っ二つに斬られるのであった。


「やっぱ強えよな、ウインドカッター」


 ウサギの血で真っ赤に染まってしまった地面を見ながら唖然として言う。


「とりあえず危険は去った。なんか出てきたら即ウインドカッターに限るな」


 そうして陽太は一匹のウサギの犠牲を背にして森を突き進む。このウサギが実は人懐っこくて全く危険性がないモンスターだと陽太が知るのは、まだ先のこと。














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