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小野寺麻里奈は全校男子の敵である  作者: 田丸 彬禰
第十章 その祭典の幕は上がる
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The Dark Side of The Moon 12

「あ~困った。困ったよ~~ヒロリン」


「どうしたのですか?先生」


「お願いよ、ヒロリン。今度の文化祭実行委員会の会議にまりんを出席させてよ」


「それは無理と言うものです。先生だってまりんさんが会議嫌いなのは知っていますよね」


「知っているわよ。でも、そこをなんとか……校長先生に『次の会議には部長の小野寺麻里奈を必ず出席させるように』と言われた。しかも、失敗したら顧問である私の監督不行き届きだからボーナス減らすって。サボっているのはまりんなのに、なぜ私だけが罰を受けなければならないの?理不尽でしょう。横暴でしょう。でも、ボーナスを本当に減らされるのは困る。なんとかならない?」


「天邪鬼のまりんさんですから、今の話をして出席しなさいなどと言ったらそこで終了です」


「だから、こうしてヒロリンにコッソリとお願いしているのよ。何か良い手はない?」


「そうですね……」


 そして、数分後。


「ありがとう、ヒロリン」


「これでダメなら諦めてください。それから、これは先生のアイデアということにしておいてください」


 ……私としても、どうやってまりんさんを文化祭実行委員会の会議に参加させるかを考えていたところでしたので、これは渡りに船というところでしょうか。


 ……さて、これが最初の一手です。

サブタイトルは「The Dark Side of The Moon 12」となっていますが、時系列的にはThe Dark Side of The Moon15になります。

時系列的なThe Dark Side of The Moon12~14は、The Dark Side of The Moon13~15となります。

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