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1 「二回目」

 俺は前前世、スポーツがそこそこでき勉強も出来たために変な因縁をつけられ、男子から階段に突き飛ばれ死んだ。

 そして、俺の不運を嘆いてか女神が世の中のあらゆる属性を塗り替える「属性付与師」という能力を俺に授けて異世界に転生させてくれた、そして最後は伝説の勇者として魔王を倒した。

 すると、今度は俺が宿をとっていた国の国王に隣国を襲う戦争の指揮をとってくれと言いだしてきた。

 前前世の経験から、あまり派手に動いてなかった俺だが流石に魔王を倒したという事が目立ち声がかかったのだろう。

 俺は、断ると「ならば死ね」と、後ろから刀で貫かれた。切り口から俺の体は燃え盛る、こんな事が出来るのは俺が作った炎属性を纏った刀だけのはず、そう思い腰に手をやるとそこにはひのきのぼうが下がっていた、成程、盗賊スキル「チェンジ」で取り換えたのか。

 我ながら威力は強大だ。

 あっという間に体が灰になって崩れていく。


 辛うじて残る意識の中で思った、「あぁ、もし次があるとしたら今度は、命のやり取りのない学園に入学して窓際で本でも読みながら大人しくしておこう」と。


 そして、俺は意識を手放した。


 そして、俺は目を覚ました。


 大きく『異能力者育成学園レスアール』と書かれた門の前で。

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