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鉄屑傭兵団(スクラッパーセブン)勇躍の時!!①


鉄屑傭兵団(スクラッパーセブン)勇躍の時!!①



行商人ボッタの荷馬車隊列が港に並ぶ。


祭司ウィザード.ユーリーは市民から預かったイデオン金貨をボッタに手渡した。


『これは、市民の総意なのだ……』


『女神フレィヤ像の破片を、くまなく集めて再生ルネサンス大聖堂へと運んで欲しい。』


『大聖堂には、本来三女神が祀られていた。』


『しかし今では最後の女神フレィヤ像まで破砕され主を無くしたままだ。』


『女神フレィヤ像が大聖堂に再び安置されるならば残る女神像も力を取り戻し現れ出るであろう。』


『港から大聖堂までの道のりは血の爪団の危険で満ちているのは十分承知している。』


『しかし万難を廃して決行しなくては、この現実理想郷イデアポリスの未来はない。』


『護衛には、この私と鉄屑傭兵団てつくずようへいだんがあたる。』


祭司ウィザードユーリーの言葉が終わらぬうちにボッタの背中越しに声をかける少女。


『おとーちゃん!』


『うちも、一緒にいくで!』


その声に振り向くと、そこには娘のレンチの姿があった。


『おとーちゃん、鉄屑傭兵団て、うちが立ち上げたんやで!』


『こいつらの面構え中々のもんやろ!』


黒髪少女レンチの隣に並ぶ少年少女たち。


金髪で長身の少年スパナー。


見上げる巨体の大柄な少年ハンマー。


機知に富んだ眼鏡少年ラジエッター。


不思議なオーラーを操る聖女クレィデア。


『あと二人は先に大聖堂でうちらの来るのを待っている!』


『全員で七人!』


ボッタの荷馬車をニコニコ顔で囲む大勢の幼い子供たちに黒髪少女レンチが大声で訊ねた。


『お前たち!』


『うちら、七人の名前を教えてやってくれーーー!!』


戦禍で家を失い親兄弟とも別れ離れになった戦災孤児たちは声を合わせて大きな声で叫んだ。


『我らの救済者ーーー!!』



『鉄屑傭兵団スクラッパー七人セブンーーーーー!!!』


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