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神撃のマギ  作者: シーバス
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第2話

俺が生まれ変わったあの日から約半年の月日が流れた。

初めはベットから出るのにも四苦八苦したが徐々に体は回復していきなんとか半年間で日常生活に支障が出ないまでには回復しその間この世界についても色々調べた。


まずは魔法この世界には火・水・土・風と4種類の魔法がありもう一つ精霊魔法というちょっと種類が違う魔法がある。あれ意外に少ないなと思ったがそれには理由がありそもそも魔法が生まれたのが今から約1000年ぐらい前で生みの親がマギ・ディスティニーナ・ファウスト。彼女が魔法の生みの親であり人間には魔力が

あることを唱えたひとらしい。それまでは精霊の力を借りて魔法を発動しなければいけなかった精霊魔法に対し自分の魔力で発動できる魔法は画期的だったらしい。ちなみに魔法とは自分の中にある魔力を使い詠唱し精霊に発現現象をプロセスしてもらい発動させる。精霊魔法は詠唱し自然にある魔力を精霊に集めてもらい発現現象をプロセスしてもらい発動させる。精霊魔法は魔力を集めるのに時間がかかるし精霊と契約してないと使えないので扱いづらい。そして魔法が生まれてからまだ1000年しか立っていないためか新しい魔法や種類が少ない。そのためかこの世界では魔法が重宝されている。中央都市アマギスとゆうところではこの世界で唯一の学校、魔法技術専門大学校、通称魔技専(マギ専)があり日々在学する生徒が魔法に切磋琢磨し研鑽をしている。入学は10歳を過ぎていると何歳からでも入学ができ在学期間は8年間でる。あと3年で10歳是非とも入学してみたい。マギ専の隣には魔法大全図書館があり過去1000年の魔法に関する記述がある。そして新しい魔法や種類が生まれると開発者の名前と魔法が魔法大全図書館の目録書、通称インデックスに記載され莫大なお金が国から送られ魔法師としての名も上がる。中には自分だけのオリジナル魔法とし秘匿している人もいるらしいけど、うん実に夢がある。


魔物に関しては種類が多く強さのランクもS・A・B・C・D・Eと6段階に分かれている。魔物を討伐して生活をする冒険者もいてまさしくファンタジーって感じがする。今すぐ魔物と遭遇することはないと思うけどこの世界で生きていく上で魔物との遭遇は避けては通れない、なので最近では外に出て魔法の訓練と武術の特訓もしているんだけどちょっとした悩みを3つ程を抱えている。


悩みその一

「それじゃあ母さん体力作りと街の探索も兼ねて散歩してきますね」

「大丈夫?クーちゃんママも一緒に行ったほうがいいんじゃない?」

「大丈夫ですよ」

「でもでもガラの悪い冒険者に絡まれるかもしれないし危ないよ?」

「見回りの警備兵がいますし」

「もしかしたら病気の発作が突然起こるかもしれないよ?」

「半年間何も起きてないので大丈夫ですよ」

「ママも一緒に行きたい!」

「本音が漏れてます母さん。」


このやりとりが毎回行われる。なにかと理由をつけては息子と一緒にいようとするのだ。しかも毎回。はじめのうちは病気でしかも死にかけていた息子に何もできない自分が嫌でそばにいたい的なことを思ってもいた鳴海だったが最近ではただ単に息子にベタ惚れしているだけのでは?と思い始めているが母親の愛情を知らない鳴海はその線引きができないでいる。そのため毎回


「母さんも仕事があるじゃないですか。それに昼には一度戻りますし・・・僕のこと信用できませんか?(上目遣い)」


(・・グハッ・・・)

何やら目に見えないダメージを負っているがスルーし返事を待つ。

「そ、そうよねママも昼休み休憩のときには戻ってくるから一緒にお昼ご飯食べましょ」

「はい。母さんの手料理は美味しいですから楽しみです(笑顔)」


そう言い残しつつ外に繰り出すのが毎回のパターンなのである。


(はぁ疲れる)

そう思いつつ変に距離を置いたり突き放したりできないのが鳴海である。


悩みその二

家を出るとそのままメインストリートにでて中心街に向かいそこから北側に向かうと街に面した雑木林がある。そこで鳴海はいつも魔法と武術の訓練をしている人の通りが少なく人目につかないのでちょっとした穴場的な感じだ。

メインストリートを歩くとゆうことはそれなりにお店も構えていてやはり防具屋も店を構えているのだがいつもそこで足が重くなるのだ。店の前には当店一押しの商品よろしくでかく磨かれた盾が置いてある。よく磨かれているが故に盾の表面には通りを歩く人が映るのだ、例外なく。鳴海は自分の容姿を初めて見たときは愕然とした。髪の毛は白く光の反射具合でちょっと銀色にも見える。そして顔は透き通るように白く唇は鮮やかな赤、長いまつげに眼もクリッとしていて、そうどこからどう見ても女顔だった・・・


「この顔が俺の顔だなんて未だに信じられない」

そう言いつつ雑木林に向かうのだが着いた頃には鳴海の精神ポイントは毎回大きく削られている。


「ふぅーーよしっ」

鳴海はいつも精神統一もかねて武術の型とも舞とも言える一連の動作をする。元々日本で鳴海は武術を身につけていた。決して一流の腕前とかではないが空手・合気道・総合格闘技と幅広くその手の武術に手を出し組み合わせて一連の動きを流れるような所作で繋げる事に意味があると常日頃組み合わせのバリエーションを考えている。そうやって思考し体を動かすことで鳴海はリフレッシュしリハビリと訓練をしているのだが・・・・・


悩みその三

(今日も見られているな。てかめっちゃガン見されてる。)

自分を隠すつもりがないのか、気づかれていることに気づいていないのか・・・おそらく後者だろう。なにせ茂みの中からはこちらを伺う目があるのだが茂みの上からはツンツン頭がはみ出ているのだから、そして髪の色は鮮やかなオレンジ。この緑溢れる雑木林の中で唯一異色のオレンジ色があれば誰でも気づくだろう不自然すぎるから。

(あれで隠れているつもりなのだろうか?まぁ隠れてるつもりなんだろうな。向こうが隠れてるなら無闇にこちらから声はかけないけど・・・・何がしたいのだろうあの子)

その子はこの1週間何もせずただ見ているだけなのだ。そして気づけばいなくなっている。

意図がわからないのでそのまま気づかぬフリをし続けて自分の世界に浸りかけていたところに急に声をかけられ目の前にその子がいたときはさすがの鳴海も声をだし驚いてしまった。






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