ユニオン・オブ・アポスト　―五神を討つ者たちの戦記―

この世界には、かつて五柱の神がいた。

彼らは“神鎧兵（ディヴァイン・アームズ）”と呼ばれる古代兵器の中に意志を宿し、五つの国家の王として君臨した。

火を統べる《紅蓮帝プルトン》
水を律する《白氷神ポセイドン》
雷を纏う《空王ウラノス》
魔を操る《千智女神アテナ》
そして、天空より現れた“第六の神”《輝星神アポロン》

神々は不死にして絶対。人々は服従を運命とし、抵抗など夢にも見なかった。

だが、神に抗う者が現れた。

名は、アシュレイ・ゼイン。
滅びた王国の王子にして、ただ一人“神の支配”に反旗を翻した人間。

彼は仲間たちと共に誓った。
五神を討ち、大陸に本当の“自由”と“理”を取り戻すと。

この物語は、人ではなく“神を裁く者”となった少年たちの叛逆の記録である。