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危機と芽生え

四日目

今日の目標はスモールスパイダーを討伐することにした

ただ、何となくで決めたことなのでスライムよりも知識がない

昔読んだ本には蜂の巣から蜂蜜を盗んだり、サトウキビ畑に巣を造ったりと甘い物の近くに巣を造るといってたような…あとは何だったかな…


ーーー


いつも通りパンを頬張りながら来たのは毎日着ている森である

やはり森にはたくさんの生態系があって面白いな


木が特に密集した地域を抜けて、日が射しやすい花の咲いている場所へ移動して蜂の巣を見つけた

この近くを探せばきっと蜘蛛程度、すぐ見つかるだろう

たとえばこの倒木とか…


「何だ…?この木…」


根本から折れているその木は腐敗したと言う感じではなく、外部からの力で無理やりおられてそうな感じだ

そしてこの木のこの痛々しい傷、これって…


『木のきしむ音』


脂汗がだらだら流れていく

嫌でも伝わってくる大きい気配


思い出した

「イノクマ」は蜂蜜が好物なんだ

この木、よく見れば蜂の巣の残骸が付いてる


グガアァアァアァアァアァァ!!!


勢いよく走り出し、木の密集した地帯を目指す


「最高にツイてないな!コレ!」


木につっかえそうになりながらも何とか走る

しかしドンドン迫って来るように感じる気配

方向を直角に変えてから盾を構えて距離をとる


イノクマはブレーキをかけてからこちらを向き、少し落ち着いた感じである

この少しの時間に何か考えなければ


イノクマは猪と一般的な熊類の両方の性質を持っており、猪突猛進の全力ダッシュで距離を詰め、鋭い爪で何人もの人の命を切り裂いてきたcランク最終目標の魔物である

この魔物の弱点は2つ

一つ目はブレーキから方向転換までの間の隙がでかいこと

二つ目はダッシュすると前があまり見えなくなること


作戦はこうだ

走って密集地域へ逃げながら何とか低めの木に登り、木の上から帰ること

失敗すれば死ぬぅ!!


あぁあぁあああああああああああ!!!!!!!」


ザッ!


イノクマが突然の咆哮に少しでも怯んだ瞬間に走り出す

スタートダッシュで少し差を付け、時間稼ぎをするためだ

少し低めの木はッ!木はッ!?


「ん!」


30メートル位先に低めの木、発見!

イノクマがスピードを少しずつ上げているため、すでにかなり近くに気配を感じている

全速力で走っていたため、築けば後7、8メートル


「オラアッ!」


思いっきりジャンプして、腕を上にのばした後考える


(思ったよりも高い!)


届くか?死?ヤバい、まだ始めたばっかだぞ、嫌だ死にたくない!、届いてくれ!、死ぬのか?ヤバい、まだ始めたばっかだぞ、死ぬのか?ヤバい、死にたくない!ヤバい、死ぬわけにはいかない!!


後数センチか届かないと思われたその時、思わず目を閉じてしまった

しかし、


「と、届いたぁ…」


しっかりと手に感覚がある事に安心し、木の上に登って息を整えようとした


「何だ…?」


手が()()ある

思考を止めた僕から一言


「な、何なんだよ!これ!」

評価、願います

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