不思議部と開かずの扉 6
料理が出来るまで猫でも撫でながら座ってよう、と思っていたら猫は逃げていった。やはり懐かれてないな。俺。
猫の名前はハルと言う。血統書なんか付いていない雑種だ。5年前に子猫の状態でペットショップに並べられていたのを親父が買ってきた。なんでも妹にねだられたらしい。親父は妹にはとことん甘い。というかこの家は男に権力はない。体感では親父<ハル<妹<母である。親父…
「できたよー」
などと益体もない事を考えていたら台所から声が上がった。
「取りに行きまーす」
「いーよー持ってくよー」
と、綺麗に盛り付けられた皿を持って出てきた。
黒くはない。
「はい、オムライスだよー」
「おおー美味そう」
「でしょー?私、料理できるから!」
「いただきます」
「お上がりよ!」
何戟のソーマだよ。この人絶対ジャンプ読んでるだろ。
「…美味い!」
口からビームが出そうなほど美味しい!こんなちゃらんぽらんなのに料理ができるとは…ギャップで風邪引きそう
「私の手料理食べれる人なんてそうそういないんだよ?」
「普段から料理してるんですか?」
「うん、基本自炊してるよ」
「へぇ…」
俺はと言うと、まあ出来ないことはない。くらいのものだ。豪快な男料理は出来る。ちなみにカップラーメンは料理だ。
「ごちそうさまでした。」
「お粗末!」
だから何戟のソーマだよ。
「さて、お昼までは2時間ほどありますけど…どうします?ウチで待ってます?」
「んー、そうさせてもらおうかな?」
「なんかゲームとかしますか」
「あ!じゃあスマ○ラやろ!ス○ブラ!」
「得意なんですか?○マブラ」
「ふふん、ま、やってみてのお楽しみかな!」
ほほう…お手並み拝見と行こう。
〜数時間後〜
「ぐはぁ!また負けた…」
「あの…先輩もしかしてよわ」
「その先を言ったら戦争だよ…」
先輩は下手だった。家族や友達には負けたことないのにーだ、そうだ。が…もしかして接待されてたのでは…
「…続けますか?」
「勝つまでやる!」
なるほど。先輩は負けず嫌いなんだな…