オマケ ステータス4
※ステータスの平均は一般人で100が基準。シンク、火西の場合はアイラルンによるステータスの底上げで最初は全てのステータスが平均値になっていたが、その後の上下がある
また、シンクは作中に置いて精神的にバランスを崩し一時的に胆力が「0」になった。
※()内は常時補正のステータス
※実数値の横にある矢印は前回よりも上がったステータス
・榎本真紅[戦闘時補正こみ]
【種族/人間】【性別/男】【年齢/18歳】【職業/冒険者】
【ステータス】
『体力』 ―― 301↑
『魔力』 ―― 236↓
『腕力』 ―― 470
『知力』 ―― 103
『胆力』 ―― 0(一時的なもの)
『素早さ』―― 458
『ラック』―― 0
【スキル】
『武芸百般EX』
あらゆる武術に精通し、武神とまで讃えられるべきスキル。また、どのような技であろうと武に関することであれば一目でその性質を見抜き、真似することが可能。
常時ステータスに補正(レベル5・実数値150)がかかる。また武器を持った場合は力と素早さに、無手の場合は反射神経やラックなどのステータス外の部分に補正(レベル3・実数値300)がかかる。
『5銭の力+』
死戦を越えて5銭。
他には類を見ない榎本シンクだけが持つユニークスキル。
致死級の攻撃を受けた時、その攻撃を無かったことにすることができるスキル。発動には条件がある。受けるべき攻撃の大きさに応じて、貨幣価値があると万人が認められているものが減っていく。これを支払えない場合は発動しないが、本人に生きる意思がある場合のみ榎本シンクの寿命を減らして発動する。
『女神の寵愛~シックスセンス~(改)』
冴え渡る勘は極めれば未来予知にまでいたる。他にも様々な場合で直感的に物事を判断することができ、それが間違っていることはない。この世の森羅万象をその超能力じみたセンスのみで手中に収めることのできる。
またシンクが好感を持つ人間に死の危機がおとずれるとき、それを先んじて察することができる。虫の知らせは本人の努力次第で回避することもできる。
女神の愛情がスキル化したものだが、時として強すぎる愛情は悲劇を生む。
『女神の寵愛~視覚~』
気まぐれに女神にあたえられた愛情がスキル化したもの。魔力消費80で相手のステータス、スキルが確認できるのだが榎本シンクはまだ使いこなせていないためスキルの確認しかできない。常時視力が良くなり、夜目も抜群にきく。
デメリット――使用につき『ラック』のステータスが1減る。ラックが0の場合はデメリットを踏み倒せる。
『女神の寵愛~嗅覚~』
気まぐれに女神にあたえられた愛情がスキル化したもの。魔力消費50で一時的に嗅覚を極限まで高められる。その嗅覚により警察犬のようにして目的の人間を探すことはもちろん、たとえば料理にもられた毒などですら嗅ぎ分ける。戦闘向きではないものの、日常においてはさまざまな可能性を見いだせるスキル。
また「鼻がきく」の慣用句のとおり、儲け話には敏感になるが、シンクは運がないのうまく儲けることができない。
デメリット――使用につき『ラック』のステータスが1減る。ラックが0の場合はデメリットを踏み倒せる。
『女神の寵愛~味覚~』
気まぐれに女神に与えられた愛情がスキル化したもの。味覚が敏感になり、味に対してオンオフをすることができる。なので激辛料理であってもその気になれば食べることができる。
アイラルンが5人に与えた五感のスキルではぶっちぎりのハズレ。シンクはこのスキルを上手く使いこなせていないが、シャネルの料理を食べる場合には重宝するだろう。
・シノアリス[本名シノン・アイリス]
【種族/人間】【性別/女】【年齢/13歳】【職業/教主】
【ステータス】
『体力』 ―― 107
『魔力』 ―― 243
『腕力』 ―― 59(100)
『知力』 ―― 240
『胆力』 ―― 277
『素早さ』―― 236(50)
『ラック』―― 0
【スキル】
『ガリアンソード』
蛇骨剣を使いこなすスキル。ガリアンソードに類するものを装備している間は腕力に補正(レベル3・実数値100)と素早さに補正(レベル2・実数値50)の補正がかかる。
この武器は異世界において不吉なものとされている。というのもアイラルンの使い魔とされるものが蛇の形をとって表現させるからである。その不吉な蛇を思わせる剣を好んで使うのは異教徒だけである。
シノアリスの場合は子供の頃から異教徒たちの教主になるべき存在としてガリアンソードの手ほどきを受けた。リボンに魔力を流す(消費魔力20)によって鞭状の剣を作り出す。
『鑑定眼(スキル・因業)』
他人のスキルを鑑定するためのスキル。消費魔力100でスキル名のみを確認でき、その効果までは分からない。シンクの持つ『女神の寵愛~視覚~』でも同じことができる。言ってしまえばあちらの下位互換ではある。
また、シノアリスの場合は異教徒の教主として因業な相手。つまりは自分たちの仲間を見分けることができる。シノアリスには悪癖があり、初対面の人間相手にこのスキルを使ってしまう。シャネルと初めて会ったときあまりに美しいシャネルに興味をもちこのスキルを使った。そこで因業でありながら幸運のスキルを持つシャネルに興味を持ち、第4章【教皇】の物語は始まる。
『女神の加護』
アイラルンが気まぐれに与える加護がスキル化したもの。このスキルを持つものは結果としてラックのステータスが『0』になる。このスキルはとうぜん異教徒が全員持っているものではない。
アイラルンの加護により魔法攻撃に対して抜群の耐性をもつ。『対魔力』などのスキルとは違い魔法攻撃のキャンセルに自身の魔力は使用しない。ただし許容量があり、それを超える強さの魔法攻撃を無効にすることはできない。
またこのスキルを持つ者は同じ因業の信者に好かれる。シノアリスが異教徒たちの教主になったのはこのためである。もっとも、このスキルを持つものが幸運か不幸かは誰にも分からない。
・エトワール・シュロノワール
【種族/人間】【性別/男】【年齢/43歳】【職業/司教】
【ステータス】
『体力』 ―― 84
『魔力』 ―― 255
『腕力』 ―― 91
『知力』 ―― 347
『胆力』 ―― 310
『素早さ』―― 112
『ラック』―― 263(50)
【スキル】
『陽属性魔法C』
聖職者には必須ともいえるスキル。とはいえ魔法はスキルがなくとも適正さえあれば使うことができるもの。あくまでスキルは才能のようなものであり、『陽属性魔法』のスキルがなければ聖職者にならないというわけではない。
陽魔法にできることは主に3つ。身体の強化、傷や体調の治療、明かりをともすこと。これらは他の魔法、たとえば身体強化ならば『土属性魔法』、治療ならば『水属性魔法』、明かりならば『火属性魔法』で代用ができる。もしも2つの属性を複合で使った場合、単体で使うよりも威力、効力がアップする。
『女神の加護』
女神による加護。一部の聖職者や特殊な産まれの者が持つスキル。
常時ラックのステータスに補正(レベル2)がかかる。また、回復魔法の効力に補正(20%)がかかる。
ときおり『女神の加護』はスキル所有者の死を回避させることがある。エトワールの場合この死の回避が異常に多かった。これがディアタナの加護であるか、アイラルンの作り出した偶然であるかは分からない。
・火西
【種族/人間】【性別/男】【年齢/69歳】【職業/教皇】
【ステータス】
『体力』 ―― 32
『魔力』 ―― 397
『腕力』 ―― 29
『知力』 ―― 210
『胆力』 ―― 104
『素早さ』―― 38
『ラック』―― 100(250)
【スキル】
『教皇』
ディアタナをまつる宗教のトップだけが持つ称号系のスキル。このスキルの保持者はいく千、いく万の信者たちの模範となり迷える人々を導く義務がある。歴代の教皇たちはその義務をはたしディアタナに祝福されて天寿をまっとうした。しかし火西の場合はどうしても心残りがあった……。
常時ラックに補正(レベル5)がかかる。またこのスキルを持つものが命の危機にひんした時、なにかしらの奇跡が起こるといわれている。その奇跡の内容は暴力的なものであることが多い。例えば教皇を殺そうとしている暴漢が不慮の事故で死ぬ、など。シンクの場合は火西の方から望んだ死であるためこの奇跡は起きなかった。
『女神の寵愛~聴覚~』
気まぐれに女神にあたえられた愛情がスキル化したもの。しかし火西はこのスキルを放棄する。チートを手に入れて一度は幸せになったものの、そのような幸せなどすぐに飽きてしまう。なにもかもに飽き飽きした火西。そんな彼が最後にすがったのは神だった。ディアタナの信者となった彼はアイラルンにもらったスキルを否定するためみずからの耳をつぶした。
このスキルがあればとにかく耳がよくなる。遠くで針を落とすような音も聞き取ることができ、さらに絶対音感も取得できる。そして人の心の声――つまりは考えていることが理解できるようにもなる。
もっとも、人によっては心を閉ざしている者もいる。そういった者の心を読むこともできるがその場合魔力を消費する。(消費魔力200)。




