龍の子と何でも屋
ここは、町はずれの森にある何でも屋
そこに住んでいる私、夜桜まことは妖怪の願いをかなえています
今日は龍の子が来る日・・・・・
これから始まる龍の子たちとのくらし
まだ日が昇っていない深夜
私は鈴の音で目が覚めてしまった
シャランシャラン
「ふぁ~・・・・深夜だれだ?」
私は黒い紋章の付いた着物をはおり門へ向かった
「・・・・あの~僕達お母様達にここにこいって言われたんですけど!!誰かいますか!!?」
門の表から子供の声が聞こえる
「君たちのお母さんって菊って人か?」
「!うん僕達のお母さんはキクって言う人だよ!!」
じゃあ外にいる子供達は菊達の子供か
「・・・そうかじゃあお入り」
私は門を開けて小さく手まねきをする
「「「わ~」」」
「うげっ!」
説明しよう!
私が門を開けて手招きをした途端子供4人が私に抱きついた・・・
残り一人はゆっくり門をくぐり腕を組んで口をへに字に曲げている
「おばちゃん!!今日からよろしくね!私ウォーテ」
「な!お。おばちゃん」
最初に自己紹介してきたのは水色の神に母親そっくりの神より濃い水色のメッシュの女の子
一応私はまだ高校生なんだけど
「俺は!!ライ、おねいちゃんこれから一緒に遊ぼうね!」
次は少し逆立っている金色の髪が印象的の男の子。
この子のメッシュは黄土色だ
「あ・・・あたしは・・・・リン・・・お、おねいちゃん・・よ、よろしく」
ライのあとは緑色の短い髪の上に草野ツルが乗っている女の子。メッシュは濃い緑だ
この子は気が弱いんだな
「僕はセイキだよ!これからよろしくねおねいちゃん!」
今度は優しそうな男の子。髪の色は濃い青、メッシュは紺
・・・・あれ、セイキは何龍だろう
水色とか緑とか黄土色はどんな龍か解りやすいんだけど
・・・・・紺かぁ
「?どうしたのおねいちゃん」
セイキは首をかしげて私を見る
「いや、セイキって何の龍なのかなッと思ってな」
セイキは一度考えてから
「えっとね、セイリュウって言う珍しい龍なんだってお母様が言ってた!」
セイキ達は私の着物をつかんで遊ぼうとか子供らしい事を言った
でも、一人だけ私達の輪に入ろうとしない子がいた
「君は、なんて名だ?」
「俺か?俺はファイ・・・よろしくなおばはん」
赤い髪が右にそれていて髪は赤、メッシュも赤な男の子
口が悪い・・・・しかもおばさんってなんだよ・・・・
「・・・・・言っておくけど私まだおばはん呼ばわりされるほど年とってない」
「・・・・ふんっ」
ったく反抗期ですか?
「ねぇねぇ!門閉めなくていいの?」
「あ!忘れてた」
そーいえばそうだったな
私は急いで門を閉めた
「あ、・・・あの・な、なんて・・・呼べば。いいで・・・すか?」
「あたしの事か?んーまことでいいぞ!」
「へぇおねいちゃんマコトって言うんだぁ!!」
セイキは眼をキラキラさせて言う
「じゃああたしまことねぇって呼ぶね!!」
「あ!俺も!!まことねぇ!!」
「僕も呼ぶ~よろしくまことねぇ!」
「ふんっ!!まことねぇ」
・・・・感動だぁ!!
ねぇさんはうれしいぞ!!
「そんじゃあまだ朝早いからも一回寝るか?!」
「「「「ええぇ~」」」」
「!!どうして」
「私、まことねぇと一緒にお外で遊びたい!!」
「僕達まだ人間の事知らないし!えぇ~っとユウエンチって言う所で遊びたい!!」
「遊園地!?ん~・・・・・落ち着いたらつれてってもいいかも・・・・たぶん」
「「「「・・・・・・」」」」
え?何で静かになったの?
「「「やった~!!!!」」」
ライ、セイキ、ウォーテ、リンまでのもがガッツポーズをして喜んだ
・・・・・私的に人の事はあまり知ってほしくない。
「じゃあ約束ね!まことねぇ!」
セイキ達が小指を出して私の小指と結ぶ
「ゆびきりげんまん嘘ついたらはりせんぼんの~ますっ!ゆびきった♪」
「約束だからね!!まことねぇ」
それだけ言って5人は家の中に入って行ってしまった
どうでしたか?
その内まこととライ、リン、セイキ、ウォーテ、ファイの絵を載せますから!どうぞ見てくださいね!!
それでは!!