龍が狙われたもの
ここは、町はずれの森にある何でも屋
そこに住んでいる私、夜桜まことは妖怪の願いをかなえています
さぁ・・・・・願いをかなえましょう
いつもの時間に目覚めた私
そしていつものように朝ご飯を食べいつものようにぼーっと縁側でお客を待つ
シャリンシャリン
とゆう鈴の音
「お客かな?」
私はすっと立ち上がり門の前で立ち止る
「あなたの願いは何でしょうか?」
「・・・・・・・・・」
返事がない
誰かのいたずらかな?と思い縁側に戻ろうとすると
「じ、実は・・・・・・・・私の子供達を守っていただきたくまいりました」
その声は今にも泣きそうで
壊れそうで・・・・・・・・・・
「良かろう・・・さぁ上がって詳しく聞かせてくれ」
ガラッと門を開ける
「あなた様は人間ですか?」
門の外には20代後半の若い女性と同じく男性が肩を並べていた
ふたりとも髪にメッシュみたいなのが両側に入っていて色は女性が赤、男性が緑だった
「そうだ・・・・でも私はお前たちを怪物とは思わない」
「変わったお方ですね」
女性は柔らかい笑顔で言った
「それでは客室に案内しよう」
すたすたと歩いて
客室へと案内する
「どうぞ座って下さい」
「「どうも」」
「私は龍の菊と申します」
「わたしは静だ」
「それでは訳を話してもらいます」
「わかった」
話し始めたのは静の方だ
「私達には5人の子がいる。私達は穏やかで平凡な毎日を過ごしていたんだ・・・・
しかしあの日を境に私達の日常はガラッと変わってしまったのだ」
「あの日?」
「そう・・・・その日・・・・私達が住んでいる洞窟に式をつれた祓い屋が
襲いかかって来たんだ・・・・・・・・」
「祓い屋だと!!」
まさか・・・・・・・・まさかあの昨日来た祓い屋ではないだろうか?
もしそいつが犯人だったら・・・・・・・・・・
「あぁ・・・・実はまだ続きがある」
「あ・・・あぁ、話してくれ」
「襲ってきた祓い屋は髪を1本にまとめた不思議な奴だった・・・・・
その祓い屋の狙いはたぶん・・・・・・・・私達の子」
髪の長い祓い屋と聞いて少し落ち着くが
「なぜそなた達の子を奪う必要がある」
「それはたぶんあの子たちには力があるからだろう」
「力?」
「はい、それについては私から」
次は口を閉じていた菊が話だす
「私達龍は生まれた時から属性が決まっています。
たとえば私ならこの角が赤なので火・・・炎の龍とゆうことです」
なるほど・・・・メッシュではなく角だったか
「それじゃあ私がそなた達の子を守れば良いのだな」
「えぇ・・・私達は龍の里に戻り少し休む予定です」
「・・・・・・・・なぜ子もそこに連れて行かぬ」
「龍の里の入れるのはおとなのみなのです」
「そうかじゃあその祓い屋に見つけ出されないよう私が責任を持ってあずかろう」
そういうと菊と静は泣きながらありがとうございますと2人して頭を下げた
「・・・頭をあげてください・・・子どのたちは必ず守りますから連れて来て下さい」
「わかりました・・・それでは明日朝またまいります」
「「それでは」」
そうして龍達は帰って行った
妖怪にも大切な物がある・・・・・
そしてそれを守りたいと思う・・・・・
-だから妖怪は人と変わりなく心を持っている―
そんな妖怪を怪物と言うのはおかしいと私は思う
こんにちは!
今回のまことはどうでしたか?
まだ龍の子供達を登場させてませんが
みんなキャラが個性的です!
是非次も見てくださいね!