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生きるって??

作者: RYO

最近ふと考えることがある。


『生きるって何?』

『人生って何?』


人は何の為に生まれて、そして死んでいくの?


あらゆる生物は自分の遺伝子を後世に残し、繁栄させるために生まれ、そして死んでいく…。


人もそのあらゆる生物の一つ。でもそのためにだけに生かされてるとしたら…。


そのためだけに生きているとしたら、哀しすぎる。


人は唯一、考えることができる。

悩むことができる。あらゆる感情を言葉に発っし、あるいは文字として表し、伝えることができる。

だからこそ生きることに意味を持ってもいいはずだ。

いや、むしろ持つべきだ。


だけど。


今の時代、意味もなく働いて、日々同じことの繰り返しで、家庭をもって、安定を求めて、良い人生だったとかいって。

それが大半の人の一生だよ。


でも、それを間違いとは言えない。むしろ今の世の中、そんな人生はとても良く思えてしまうかもしれない。

でもそれじゃあ、人生というものに面白味が無くなってしまうよ。


命あるものとして生まれれば、みんないずれやってくる『死』。

遅いか、早いかの違い。


人として生まれ、人として死んでいくなら…。


どうせ死ぬなら“何かを”残したい。


歴史の偉人のように。


国、政治、あるいは、絵画あるいは、音楽、あるいは文学、科学、詩。


“人としての生きたカタチ”



だけど、こんなにハッキリ、なにかを残せるのは稀だ。何十億といる人の中のほんの一握りの人だけ。


今の僕にはムリだ!!いや、これから先もきっと…。むしろ大半の人が到底叶わぬ夢だろう。


そんな才能があればこうして悩む必要もない。


もっと違う生きる意味。 今を生きてる証。    

そもそも生きるとは?


なぜ今いきているのか?


それは、はるか昔の先祖から続く繋がりの中に生まれてきたから。

では、生きるとは“繋がり”?


縦の繋がりなら先祖、子孫。違う時代に生まれ暮らす人。

横のつながりなら友達、会社の同僚。もっといえば、今、この時に生きている、すべての人々。“繋がり”があってこその今。そしてこれからの未来。過去の繋がりのほんの一つでも欠けていても、『今』はない。


そして『今』をどう生きるかで決まる未来の“繋がり”

            今この世に生きている生物は、そして人は繋がりという、ずっと続く連鎖のなかで生きている。


僕もその中の一人として生きてる。


でもそう考えると、その中の一人とはいえ、僕の今の存在なんてほんとうにちっぽけだと思う…。

ほんとうにちっぽけだ。


僕はとゆうより、この限りなく広い宇宙からみれば、地球ですら点にも表せない。無数にある星のほんの一つ。

そんな一つの星のちっちゃな国で必死に何かをやって生きている人々。


宇宙が生まれ今まで、何百億年という時間の中、連鎖が続いている。その中の人一人の人生。一瞬の光にもみたない時間だ。


だから僕は思う。


たかが人生。たかが人一人の人生。

悩みはあるだろうが、何でもやりたいことをやろう。ビビるなんて馬鹿らしい。たかが人生なんだから。


そして僕は僕なりに生きる。宇宙からみた僕らはほんの塵みたいなものだけど、時間にしてみたらほんの一瞬だけど、僕は今こうして生きているから。

僕は僕の物語を作ろう。

偉人達のように誰かに語られることはなくとも…。

生きたカタチは何か残せるのではないか?



結局、いくら考えたって今の僕には答えはだせない。それはきっと死ぬときに解るのではないか。

ならば僕はそれまで精一杯生きよう。

自分に嘘はつかず、まっすぐ思ったままに生きよう。そして最後の時に笑って死のう。



それがぼくの“生きる”ということ?

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― 新着の感想 ―
[一言] ふと寝入る前に人生とはと考え、この小説を読ませて頂き気付けば涙が出ていました。私自身がいなくなることへの恐怖があった私を救ってくれた小説でした。大切に何度も読ませて頂きます。
2007/05/15 01:55 二十歳の青年
[一言] 読ませていただきました。 えっと、生意気なようですが感想をば。 語り部の立ち・・・キャラ立ちですか、がもっと強くても良いと思います。 何故生きるという事にそこまで深く思考するのかの理由があれ…
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