プロローグ
ねぇ、世界は誰が救うと思う?
あ、急にそんなこと言われても困るかもしれないね。ボクとしたことが、こうやって一方的な話をするのに慣れてなくてさ。格好をつけたかったんだけど、上手くいかなかったみたい。
ボクみたいな軽そうな奴が主人公かって?いや、違うから安心してよ。ボクはキミたちと同じ。物語のみとどけ人なんだから。
そうそう、でもこの問いについては考えて欲しいんだよね。
…なになに?
指導者?そうだね、皆をまとめるための指導者は必要だ。
神?…まぁ、そういう存在を信じるのもいいんじゃないかな。
介入者?確かに時には第三者の介入もあった方がいいかも。まさにアズマくんたちがいる異世界転生観測係はそんな感じだし。
英雄?ずいぶんとファンタジーな存在が出てきたね。
我こそが救世主だって?うんうん、いい意気だ!
聞いといて申し訳ないけど、答えは別に何だっていいんだよね。あはは、怒らないでよ。この質問があとから効くんだから。
では最後に。
この素晴らしい物語を世へ届けるために力を貸してくれた紡ぎ手と今このメッセージを読んでくれているキミへ最大の敬意と感謝を。
――ピピッ
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