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愛の応援団

悟りとは何か

観測者のわたし 

こけて泣く私は 恥じる私 びっくりした私 小石に怒りをぶつける私

と色々な私が形になる

そんな色々な私を観ている


感情的な私は観測者のわたしではない 

観測者のわたしの存在すら知らないだろう

私は操られているのだ


誰かと問われれば 縁ある人となろう

家族や御先祖さま、趣味趣向が似通っている人が主な関わる人だ

どういう存在かと言ってしまえば(わたし)の応援団みたいな人たち

助けてくれる存在と見て良い 

時折お叱りのことをつけてくるが親心みたいなもの

大事に付き合っていかねばならない


だが邪魔する存在もいる

本来なら善いも悪いもないのだが 

応援団の対極どころか

感情的な私の近くに寄って

反則スレスレの言動を囁き動かす者たちである

あれをしてはダメこれをしてはダメ

上に倣え 下を使え 

甘いものを食え 獣肉を食え 酒に酔え

自由を主張しろと

感情的な私が無知なことをいいことに

ささやく声が甘く大きく響き

観測者のわたしを見ざる聞かざる感じざることとした


観測者のわたしや

(わたし)の応援団の静かな声が届かず

全く声が聴こえないようだ

見守る応援団

危ないトキは助けに入り

危ないトコロは邪魔をして行かせまいとする

そうすることで守って来た

気付け気付けと 人や物、事象で注目をさせるが

見て見ぬふり 聞こえぬ 感じず

病なれど 薬で治せば また同じことを繰り返す

涙涙の観客席ぞ


ああ 感涙の涙にさせてくれよ お頼み申す

               杉乃中かう 拝




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