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今良いか悪いか別としてその重い思いを手放す時ではありませんか
カップメン 捨てきれぬその 背徳を
我慢せずやれ 顧みる時
日に背く はれの心ぞ 悟るべや
心踊るも 社内の隅よ
物悲しとおく見れば 秘密味
辺り一面 我が鏡なり
奥見れば 我が錆ぞといふ 意識あり
こぞり磨きて 丸石となる
朝日を背に会社の隅でカップラーメン
前々からやってみたかった欲が肥大化し
ついには口元まできた
ずっと抱えるのは苦しい
手放したい
ならいっそ我慢せずやってしまえばいい
おいしいおいしいと言いながらありがたく食べた
場所に時間に背徳感が愛しい
やってよかった
と思うのと共に
もういいや
もうしないと誓う私がいた
心の底からおいしいと思い
カップラーメンに
時に
場に
手放す機会をいただいたことに
感謝と尊い思いを抱き今
我の心顧みるとき
いただけたのだと悟る
奉る思いに
胸鳴り止まなぬ鼓動
ついに今
うれしたのしとかわりくれば
ありがたい思いに満たされているだろう
身魂磨き一等に
真実の鏡を見よ
今どうするか
今何を思う
肉体に悪いと思えども
背に変えられぬ卑しさを
拭えさる時ぞ今
かわる
荒れのない
清き身体となる
目覚めの時ぞ今




