役目ある私も日々改心快心しています
睨め付ける 怪しきものぞ 義に思う
されど常なら無 我無念なり
卑しさに おの心こそ 神心
赦し癒しも 神のイタズラ
フード被った怪しい女とその隣の寄り添う男とすれ違った。
その時は暗い男女だと思った。
帰り際、私の物に細工された形跡が。
すぐにあの男女かと思う。
なぜこんなことを
地味な嫌がらせして楽しいかと
悶々とした
しかししばしの時を経て
現場で細工したのを見た覚えはない
たとえすれ違ったのがあの男女だけだとしても
あの男女が怪しいからと疑うのは
我よしだと悟る
そう思えば
あのイタズラは神のイタズラではないか
だって絶妙な匙加減のイタズラは
私に影響しえないものだ
自我エゴのそばにいたからそこ
私に影響したのだ
しかし今や私は真中に居る
その私に影響はない
神のイタズラだと思えば
真の奇跡ではないか
誰彼恨むよりも
日常の見えないところで神が働いているのだと思えば
感知してしまった私は
くすくすと笑っていたのだ
そうして空想の男女はいなくなり
神だけがいる世界で
気持ちよく
今を生きている
たったこれだけのことに
たったこれだけのことで
私の心はよろこびを見い出し
晴れ晴れとしている
まあいっかと
どうでもいいことだって
笑って
やり過ごしてみよう
やってみたことがないことだ
やる価値があるな
やる余地がある
意識して今にいることに
私はすべてにおいて価値があると知っている
杉乃中かう 拝




