47/62
詩篇〜愛戦士 〜龍人
愛戦士 戦士の違い とは差わけ
愛の手合いを 押し引きできるか
目の前に あるものすべて 愛せるか
ないものすべて 愛そのものぞ
ものに降り あうあうとのり なお足掻く
止まらないのは そなたの業よ
くらぶべく どんぐりもちて にぎりしめ
あらかた探し ご苦労さんじゃ
執着の 終着点ぞ 一層あはれ
こたびこそはと 願うことこそ
思い先 今冬の明け すがすがし
春日山にて 朝日おろがむ
けふけふと オモのりごちて あいてなる
かたちさきうめ くうとのる
杉乃中かう 拝
清流の 如しあらわれ 龍昇
星の玉石 流星の如く
あわや船 濁流もよう そねの櫛
荒れ狂う海 おぼつかぬまま
荒れたのし ゆらゆら縁を 飛び跳ねる
御喜びまに とととと昇る
くるしゅうない くるしゅうない
めでたい この日やと
アウノスヘシレ カタチサキ
杉乃中かう 拝




