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短歌三首 ・井の中の(新・古)

()(なか)(かわず)かえるて(あま)()れり

 いぼつきがえるすみれにそわる









井の中の蛙は悟りました。遠い空は天下のカエルの空ではなく憧れでもなく、秩序だっていてすべてのものに与えられていたことを。また、大地はすべての生命の息吹きをのせています。

悟れば悟るほど終わらなく限りなく、それは、元の元の元へと還ることと同じでした。それはとてもうれしたのしの始まりでもありました。

大我の見えない導きに、感謝の念が溢れ続け、着いていくことを(こころよ)く決心したのでした。

全一一全だと悟ったカエルはすっかり元気になりました。次元上昇をましますカエルは、すみれ(草木、他、全て)と寄りそうことで、共存共生の道を沿っているのです。

そうすみれに教わり、永遠に教わり続けるのです。

                杉乃中かう 拝



()(なか)(かわず)どこにへ()くがよお

 いぼつきがえる(そこ)真っ黒(まっくろ)じゃ








井の中の蛙よまだまだ威張り散らすがよ四方八方敵だらけじゃろうに。勝った気になっておるが負けたんじゃ。

そこ(底)には何もありません。富も財産も全て、幻なのですから。

                杉乃中かう 拝

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