俳句二句 短歌ニ首
早よ落ちれ
おおこれよ
美味ぞモンブラン
かうの超訳
早く落ちてくれ。
おお、これだこれだ。
美味いなモンブランは。
杉乃中かう 拝
天地の一柱なり見よるしげ
めでためでたの紅葉じゃ
かうの解釈
一柱の少年神が居ました。しげしげと下界を観ています。
秋の季節の山は実りの季節だと紅葉を見てめでたいと歌っているのです。
杉乃中かう 拝
思い先咲きたく思ふ花々の
やや咲きぬ胸カタチサキなる
かうの解釈
咲きたくなる思いが先に出て花々は思うのです。
じっと待ち、咲く時を待つ。自然の中の楽しい過程をへて、花は咲くのです。無の中で形創られる有。無い時にはもうすでに花は咲いてあるのでした。
杉乃中かう 拝
みはるかす
天地あいの
紅葉ぞ
かうの解釈
上の短歌の少年神は思いました。
遠くにあるもの近くにある。近くにあるもの遠くにある。どちらも必要必然の理。
もっと遠くの周りを見よ。
天は青空、大地は緑の盆の如し動じず座す山々。その中の紅葉ぞ。紅葉ばかり見てないでもっと周囲も見てくれ。天地愛組み組みて生まれた紅葉じゃないか、「おおん?」とおっしゃっておられました。
愛、相、合。
杉乃中かう 拝




