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・俳句 立冬越え ・短歌 勇者
俳句
立冬越え
極楽風呂や
のびの息
秋から冬の変わり季節を超えた温暖差ある日。
日中暖かく夕方になると一気に冷えた。
寒寒ながら風呂に入った。
浸かって身体の芯に届く。
湯の温かさを痛み入りでた、「ああ〜〜〜っ」という伸びの声。息と共に出た声はもう極楽風呂だと告げている。
杉乃中かう 拝
短歌
勇者雲消霧散神の道
照らせよ光清き我がみよと
苦しくも懸命に神の道を進む勇者に、雲が立ち消え霧が瞬く間に散る光が現れた。
どんどん輝く光は勇者の道を明るく照らす。我に癒され浄化された勇者の頬には清き涙がこぼれる。
勇気をもらった勇者はどこまでも神の道を神と共に歩むのだ。
杉乃中かう 拝
同志よありがとう!
神々よありがとう!
よろこびむせび泣く益荒男はまた一歩進む。




