誰の目にも明らかなのだよ
この世に八百万の神がいる。
どの神か強い偉い、そういうことで優劣を測ることなくただ御役目を持っている神さまであるということ。
それがどうした問われれば、この世を見れば神が何をしているのかわかるであろうと答える。
生きるすべてのものが御役目を持っている。
ずれれば歪みが出てくるのは当然だのう。
腸には腸の働き、脳には脳。心臓は心臓、肝臓は肝臓。身体は正直で、心臓が肝臓の働きをせよと言ったことはない。もちろん肝臓が心臓の働きをせよと言って、できるわけがない。御役目が違うからだ。
これができていないのが今の人なのだ。
それも時節到来して引っくり返るがな。
身魂磨き第一と口すっぱく言っても知らん聞こえん聴きたくないの駄々こねて親である神も呆れるぞ。
まるで幼児の駄々こねなのだ。オモチャを買って!お菓子を買って!まだ遊ぶ!
ここで揚げ足取りが出たくであろうからいうとくが、物が悪いわけではないぞ。取り違いせんように。
御役目。
時節には逆らえん。
時にも当然神さまがいて、どんな神であっても時の神には逆らえん。時を刻むのが時の神さまのお仕事である。時を刻まなければ時の神さまないし、終わりも始まりも刻むことができないだろう。その中の君たちのいう勇者が旅立つ、仲間を増やす、苦難八苦あり、魔王を討つなどと章を区切ることができん。これも他の神さまの御役目というものぞ。神と神は切っても切れん。本来神と人も同様じゃのう。
人は本来神と人で和合して暮らしておった。
神人だった頃の神代の世に返すぞや
神の内にいて 神の中にいる
神と共にいて 神と共に生きる
神は外にいて 内にいる
すべては神で終わり神に始まる
紙芝居と同じじゃな
杉乃中かう 拝
擬人化したアニメあったよね。
中身知らないけど。
白球さん、赤球さん。いいも悪いもないじゃん。だって御役目だもの。




