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短歌 葦北の
葦北の水切りしたう水面かなかならず友と遊びにけるよ
大意
進むべき道にいる今の私は、子どもの頃した水切りの点だ。存在をしろしめすように力強く跳ねるのに似ている。そこから広がる波はどこまでも影響することだろう。そして、水切りする私はその先を知っているが、私もそのような水面の一部なのだろうか。と、そんな友人と遊んだ幼少期の記憶がある。
大意補足
人は考える葦である=葦。
北は方角、(北斗七星、光り輝く、目的地や目標、中心など)
のは変遷、変わる。
水切りは川辺などでする石遊び。
したうは恋い慕う、憧れる、懐かしく思うなど。
杉乃中かう 拝




