小さな私を拾い集める
花を買ってみた
1束10本200円の花束
花好きではなくなんの花かも分からない
けれど橙色の花を筆頭に黄色・白・赤・桃色・肌色に引かれて買った
花を誰かに贈る特別な日ではない
人生の中の一日にこの花束と気が合っただけ
それだけだけど持ち帰って飾ったら部屋が違って見える
最初こそ花束を包む新聞紙をはがし花瓶を洗って生けてみたところ
異物なんです
きれいなのに異物
店頭で出会った花束が私の部屋にある
それだけでも素晴らしいことです
きれいな花束を愛でる
涼しい扇風機の風に当たって"この花"が今だに咲く力に圧倒される
あなたはなぜ美しいんだろうと見つめる
どこに飾ろうか
どう手入れをすれば良いのか
どうすれば長持ちするの
色々あった今以外の思いは"この花"を目にするとどうでも良くなる
気分が良い
穏やか
こんな小さな花が場所を変えても生きている
勇気をもらった
また立ち上がり力をもらった
小さな振動で揺れる
長方形の机の上に花とは生きがいい
部屋が丸みを帯びたかもしれない
ほんの一挿しの花にこんな力があったなんて知らなかった
この小さな奇跡に出会えて嬉しかった ありがとう
うたた寝した時にも見守っている気がする
ほんの一つ小さな喜びにより少しだけ世界に優しくなれる
世界が優しく見える
もらったから大事なもの
魂に刻んで美しい花の輝きを忘れないように
この唄を送るよ
大日月地大神 弥栄ましませ弥栄ましませ
すめらすめら
かわるかわる
うれしうれし
たのしたのし
ありがたいありがたい
愛する愛する
出会いに感謝出会いに感謝
今有一切大願成就
杉乃中かう 拝




