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折り紙の鶴
折り紙の同じ鶴折る織り手の呼吸
机のお鶴今し違いあり
鶴を折ってみた
一つ 二つ 三つ
四つ 五つ 六つ
…
七つ 八つ 九つ 十つ
同じ呼吸して折った
どれも違いあり
勇ましいつる
荒ぶるつる
へたれのつる
生命の息吹きを吹き込めば
違い出るのは頭で理解していたが
こうも個性が出るのに驚いた
そういえば生命は本来そういうものだと思い出した
そういうものを知覚し表現することが本来の生き方よ
小さいつるに大きなつるが
大きなつるに小さなつるが
内包している
神の中の生命全てに呼吸していることを見たり
同じ呼吸して折った
雑念 自我 我慾 多しと
表情豊かなつるが生まれた
美しくも醜くも顕われ
なんとも儚く力強いを合わせ持つつる
もっと呼吸を止めよ 込めよと 意識して
今にいてこそと根ざす
目の前の未完のつると対峙する
そこに余分はいらず魂込めてとどめる
一 二 三 …
終いて観れば変わるつるがある
変わらないつるがある
神性で人性で 男性で女性で
なんともいえない一つる
皆々個性
神性の顕われ
これ偶然に生まれたわけはなく
折らなければ
今にいなければ
意識がなければ
顕れないコ
愛しいものよ
すめらすめら
かわるかわる
うれしうれし
たのしたのし
ありがたいありがたい
愛する愛する
杉乃中かう 拝




