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つい癖でやっちゃった、言われて腹立つものを手放す
重い癖 ドアの半開き 重い腰
ほとほと困る 己のかいほう
寒い冬
かぶりつくように炬燵に入り
ぬくぬくと
ひえひえの外気にさらされて
すっかり冷えた体は
ほどけとけていく
炬燵から温もった身体が出る
上半身だけひょっこりと
しからば一つ
冷気がすーーと流れくる
這い出た身体は元の亀さんにおなり遊ばせ
出所見れば
私がすっ飛んできた際の動線のドアが閉まっておらぬ
おらぬ〜
はあとと覚めたため息をつき
なぜちゃんと閉めなんだ
日頃の因果かと少しばかりの苦しさと
ここでの改心千人タスクと思えば
少しばかりの辛抱と勇気でこれからこの癖を変えられるならと
寒い部屋の冷たい床を歩き
カタンと扉を閉めた
転生したけ
転生したかも
転生したんだ
まあ寒い寒い冬の部屋で
ちっぽけで勇敢な意志を貫いたと
過分に自分を褒めた
口元はニマニマし
ぬくぬくと炬燵に入り浸るのであった
次のことを思うと億劫だけど
転生転生ってことで
今日も楽しく生きました
杉乃中かう 拝




