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凸凹の道を平坦にします

あなさやけ あなすがすがし 凸凹(でこぼこ)

 (あい)(あい)され うめうめられる



楽しはずの景色が不安や不満にとらわれ

黒く塗りつぶされる

美しいキャンバスは泥沼のような道になり

うっそうな暗くて悪寒(おかん)を漂わせる死地(しち)となる

発狂すること許されず

怒りをあげることすらおっくうで

粛々(しゅくしゅく)

手枷足枷(てかせあしかせ)ついた奴隷のように歩く


いつ間違えた?

どこで間違えた?

あてない道の荒野で宿無し旅を続ける旅人のようだ

来る日も来る日も

あてない道を見て安堵するか胸の内の思いを無視しながら彷徨い続ける

死者のガイコツは私のように彷徨い続けるだろうが

生者の私が死者のガイコツを見れば

こいつは私なのかと錯覚するであろうよ

それほどまでに(ひど)(みにく)い死臭を放つ私はいったい何者なのだろうか


問い続け

問い続けて

辿り着いたたった一つの聖地

私にとって何ものにも代え(がた)いものであり

私の唯一安息の地

泥沼から手を伸ばし地に手を入れる

死臭漂う私を聖地は拒みはしなかった

ただたたずむのみ

ほっと息を吐いて聖地で立ち上がる

体の至る所に泥がこびりついていたのを不肖(ふしょう)に降り注ぐ太陽が落としていく

それは心身が清め洗い流されるようでいつまでも照らされていたい陽だまりの(ちから)

身体が元に戻っていくのを感じる

熱が満ちていく

細胞の一つひとつに光が宿り溢れて聖地を極光(きょっこう)で多い尽くす

波のように波状に彩られ

凪のように豊かな力を満たす


極光はついに泥沼へ影響を及ぼす

日に注がれ

地に立ち

(あふ)れる涙の(しずく)

豊潤(ほうじゅん)たる(ちから)

私は何者なのかを知らしめる


今の私なら

ガイコツや

死臭を放つ私に

すべてを癒せる

そなたに感謝と敬意を

夢から覚めし幼子如く泣きわめく時は終わったのだ

さあ歩け


私は全一なのだから


           

                杉乃中かう 拝


2026/1/18サブタイトル入れる。

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