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一面は多分を含み楽しめる、サカタさん家は楽しそうだな

(かぜ)()さん サカタさん()の (つとむ)くん

 ボケとツッコミ (たの)しそうだな





隣の家に住む勉くんに会った。

サカタさん家の勉くん、いつも元気にあいさつをする。

勉くんは礼儀正しい。

学校の成績は優秀で部活動も優秀な成績を修めたとか。

それはすごいと褒め称えたが、勉くんの両親は謙遜していたなあ。


そんなある日の夜、いつも通り晩ごはんを食べて机にかじりついていると、壁の向こうから声が聞こえた。

耳を澄ませて聞くと、どうやらサカタさん家は晩ごはんを食べた後のようで、勉くんと勉くんのお姉さんの会話をしていた。

勉くんでも家に帰れば気を抜いて家族と語らい合っている。当然と言えば当然かと微笑んで、机に向かう。

だが、しばらくして勉くんの笑い声が響いた。爆笑している勉くん。

しかし、次に聞こえたのは勉くんのお姉さんの絶叫だ。恐怖による声ではなく、嫌悪や怒りの感情を響かせる声だ。

その後、ダッダッダッと走り回る音に続く、ドカドカバシンバシンというような騒動。合間に謝る勉くんの声が聞こえる。

なんだ、姉弟喧嘩か。

喧嘩するほど仲が良い。サカタさん家の姉弟はそんな感じだった。



後日聞いたが、何かの拍子に噛んでいたガムが喉に詰まらせて咳き込んだら、勢い余って口から飛び出てしまったらしい。何もないところに飛んだらよかったが、ソファーでくつろいでいる姉の髪についてしまう。それで謝りすぐさま取ればよかったものの、ツボに入ってしまったらしく大笑い。

弟が笑っている。同時に頭に当たる違和感。いつものイタズラかと触れば、ベチョっとした感触。一瞬のこれは何?と呆然。弟はガムを食っていたことベチョとした感触にガムだと瞬時に見抜く。プッチンと一線が切れる音の後、怒り狂った姉による一方的な喧嘩が真相だった。


サカタさん家は今日も平和だった。



※フィクションです。                            杉乃中かう 拝


フィクションです。

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