水面の一滴 ねえ今どんな気持ちなの
一、
ねえ 見てごらんなさいよ ねえ
きらめく星のように
輝くキラキラが
どうしてゴミに見えるっていうのさ
見間違いじゃないって
そうは見えないって (あなたは言うけど)
(もう)良い加減にしてよね
見ないフリはやめてよ
私とじゃなくて
他に振り回される人生が良いっていうの
私とあの人とどっちが大事なの…
そんなヒステリックにわめいている私と
そんな私を冷めた目で見ているあなたが
どこかおかしいよね
そんな目ができるのに
どうして私の言うことが聞けないの?
初めて会ったあなたはあんなにも優しかったのに
こんなにも好きでいるのに
(やるせない)
(それでも愛してる)
(好きなの)
(どうしてこうなるの)
(今何してるだろう)
(次こうしてみようああしてみよう)
(次会う時はよくなっているよね)
二、
ねえ あの鳥を見てよねえ
空高く羽ばたく
優雅に翔ぶ鳥が
どうしてちっぽけな存在だって言うのさ
だって強いし?
翔ぶしかできないって (あなたは言うけど)
さげすむのは良い加減にしてよね
誰かをおとしめるのはやめてよ
私はイヤよ だってこの世に価値ないものなんて一つもないんだから
私は全ての人と仲良くしたいわ
そう もうダメかもね私たち
ぐちぐち言うあなたなんて嫌いよ
だったらあなたが鳥になってみればどうなの
そしたら鳥の気持ちがわかるのに
それすらも できないよね
比べることで優越感を抱いて得意げになっても
すっごいおかしいのよ
周りを見てよ
あなたはなにがしたいの?
(俺を)好きでいてくれる人が良い (私じゃなくてよくない?)
(俺を)甘やかしてくれる人が良い (子どもじゃないんだから)
(俺を)立ててくれる人が良い (立てる人になってよ)
…全部俺なのね
あきれたわ…私は必要ないじゃない…
それがあなたの気持ちなのね
尊重するわ (いいんじゃないの)
別れましょ 互いのために
さようなら またお会いしましょう
(惹かれたのよ 楽しかったわ)
(ぶつかったり 仲直りして)
(愛して欲しいって嘘だったわね)
(悲しくないわ さびしくないわ 苦しかったけど)
(いい思い出だもの)
(私に愛することを教えてくれてありがとうございます)
三、
ねえ 今どんな気持ちなの ねえ
天の原のようによ?
動かぬ大地のようによ
地に足をつけて天を見上げているでしょ
人生が輝き出して
見るものすべてが尊くて
こぼれそうな涙に
私は愛を知っているでしょ
これが幸せだと流れる涙が教えてくれた
ふるえるか心が 応える感動が
合わさって 最強でしょ
今どんな気持ちかって
清々しいかな




