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【男女比1:10】もしも俺が転生したら…【俺に優しい世界】  作者: ばてぃ~
【八剱夜人育成応援キャンペーン編】
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36:結果発表ーーーーーーーーーー!!!


『只今のアスレチック競争の結果…同着となります』


「「「「わあぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーー!!!」」」」


肩で息をしながら先生方のアナウンスを聞いていた

結果のアナウンスに時間が掛かっていたが、どうやら同着だったらしい


俺はゴールテープを切った瞬間は視界に入ってきたので理解できたが…まさか零が真横に並んでいたのは知らなかった


「ちくしょーーーーーーー!!!」


そんな当人は俺の横で寝転がりながら手足をバタバタさせている

どうやら俺が思っている以上に悔しかったみたいだな…


「あはは…零くん、トンネル速かったね」


「だろ?!俺様が1番練習したのがあれだからな!…でも勝てなかったーーー!!」


「いや僕もスプーン落としは凄く練習したんだけど…結局並ばれちゃったみたいだし」


「けど…次はレッドバンプは負けない!!」


「うん…うん、そうだね。次も勝負しよう」


俺は未だ寝転がっている零に手を差し伸べる

すると零はちょっと照れくさそうにしながら俺の手を握って立ち上がって握手をする

うん、これぞ青春だよね


「これが男の子の友情…」


「尊い…思わず拝んでしまう程尊い…」


「だ、誰かティッシュ持ってない?!」


「な、何だろう…何か開いてはいけない扉を開けてしまった気がする…」


何か周りの雰囲気が俺と零が健闘をたたえ合う様子を見てガヤガヤと騒がしい

何だ?男が健闘をたたえ合うのが可笑しいのだろうか?


「零くーーーーーーーーーん!!!」


そんな事に頭を捻っていると、保護者席から零の声があがる

ん?あれは…零のお母さんだな

雪ちゃんの時も名前を呼んでたのかな?

あの時は俺も余裕が無かったから正直分からないが、多分あがっていたんだろう

そして名前を呼ばれた当人である零は母親に向かって笑いながら手を振り出した

するとその瞬間


「夜人くーーーーーーーーーーん!!!」


「夜くーーーーーーーーーん!!!」


「零くん零くん零くーーーーーーーーーん!!!」


「夜人きゅーーーーーーーん!!!」


「2人すごかったーーーーーーーーーーー!!!」


「ヨルヨルーーーーーーーーーーーーー!!!」


あっという間に俺と零の名を呼ぶ大歓声へと変わっていく

零のやつは気持ちよさそうに握手をしたまま声援に対して手を振って応えている


「は、はは…」


だが30の俺からすればアイドルの様に受ける大歓声に対して、顔を引き攣らせながらたどたどしく応える事が精一杯だった…



『それでは運動会の結果を発表します…紅組さん…40点!!!』


「「「わあぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーー!!!」」」


『白組さん…50点!!今回は白組さんの勝ちです!!!』


「「「わあぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーー!!!!!」」」


閉会式の結果発表により、大喜びする白組の皆と残念そうにしながらも笑っている紅組の皆

勝ち負けはあるけれど、皆が喜んでくれた日だったら良いなと結果発表を聞きながら思った


そしてその後、園長先生による労いの言葉と、今回の運動会は本当に盛り上がって良かったという感想を聞いて運動会は終了となった


さぁ、今からお昼ご飯だ

俺の腹は限界までペコペコだな…等とお昼を待ち遠しく感じていた

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