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【男女比1:10】もしも俺が転生したら…【俺に優しい世界】  作者: ばてぃ~
【八剱夜人育成応援キャンペーン編】
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25:最初からクライマックスだぜ!!


『アルパカ組さん、入場!!』


園長先生の号令の下、俺達は「1、2、1、2」と言いながらグランド中心部まで行進していく

後方を見る事は出来ないが、足音から察するに中々上手く揃っているんじゃないかと思う

…因みに麗さんと若葉さんは俺と零の脇に控えて一緒に行進している…シュール


「夜人、此処からは敵どおしだぞ!!」


「零くん負けないよ」


グランド中心部で紅組と白組は左右に分かれて行進していく

さぁ、此処からは勝負だっ!!!


「夜人くーーーーーーーーーーーーーん!!!!!」


「夜人きゅーーーーーーーーーーん!!ママは此処よーーーーーーーーーーー!!!」


……そう思った瞬間、観覧席から月姉さんと母さんの大きい歓声が俺の耳に届く

その声を聞いてチラッと視線を声する方へ向けると…


「夜人くーーーーーーーーーーーーーん!!!!!」


「夜人きゅーーーーーーーーーーん!!月っ!夜人きゅんがこっち向いたわ!!夜人きゅーーーーーーーーーーん!!!」


……恥っず!!!

毎年の事とは言え…めっちゃくちゃ恥ずかしい!!

俺は2人から視線を切り、自分の席の方へ移動していき腰かける


「……ふぅ」


「夜人様、お疲れ様です」


「…体は疲れてないんですけどね」


精神の方がゴリゴリと削れ取られてしまいました…

麗さんもそれを知ってか、ねぎらいの言葉以外は何も言わないでいてくれた

だが時は無情にも進んでいく


『ただいまより開会式を始めます。皆さん、整列してください』


そう今から開会式が始まるのだ

席について僅か2分後に、俺はまた矢面に晒される羽目になるのだ…



『皆さん、ケガ等しないで精一杯頑張っていきましょうね』


保育園だからか、余り長くも無い園長先生の言葉をグランドで聞き終わる

此処までは良い…此処までは別に良いんだ…


『続きまして開会宣言。紅組さんと白組さんの代表の子は壇上へ上がってください』


コレだよぉ…

放送の声を聞いて俺と零は麗さんと若葉さんを脇に控えさせて壇上へ上がる

そしてその瞬間…


「きゃぁーーーーーーーーーーーーーー!!!」


「男の子よ!!男の子が開会宣言ですって!!」


「噂は本当だったのね…娘がココに入ってよかった…」


カシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャ

パシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャ

カシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャ

パシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャ


…コレだよ

お忘れかもしれないが…通常男の子は小学生まで外に出ない

だから息子がいない親御さんからすれば小さい男の子をお目にかかる機会は非常に限られるのだ


それに加えてイケメン零とボチボチ顔が整っている俺…

2人が並んで宣誓するとなれば親御さん方のテンションもMAXだ


「夜人くーーーーーーーーーーーーーん!!カッコイイよーーーーーーーーーーーー!!!」


「凛々しい!!夜人きゅんが凛々しい!!」


……まぁ、2人が1番テンション高いんだけどね

それは兎も角として、さっさと零と宣誓を終わらせよう

零とアイコンタクトしてから宣誓を口にし始める


「「宣誓」」


「僕たち紅組と」

「僕たち白組は」


「「スポーツマンシップにのっとり、一所懸命に頑張ります」」


「紅組だいひょお、かがみ れい」

「白組代表 八剱 夜人」


そう宣誓をし終えた瞬間…今日1の歓声が鳴り響き、フラッシュを浴びたのは言うまでもない…

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