2:子供の成長って目覚しいんだよね
「はいそれでは今からグラウンドへ向かって朝の体操を始めます。みなさんはお兄さんお姉さんですから下の子たちに笑われない様に元気に踊ってくださいね」
「「「「「は~い」」」」」
茎中先生の言葉でみんな元気に返事する
やっぱ最上級生って、先生からこういう風に言われるんだなぁ・・・等と変に感心させられてしまう
多分、責任感を持たせるとか年上なのを自覚させるといかそう言う意図なんだろうなぁ・・・
「夜人行こうぜ!!」
「お、おぅ・・・」
零に促されて返事をしながら席を立つ
2年前に喧嘩(?)した相手が同性で1番仲良い友達というのも、大人目線で考えれば変な感じだ
だがそれは子供目線で言えば友情の土台作りって感じなのかもなぁ・・・
「お、おおお兄様、よ、よよよ夜人くん・・・わ、私たちもい、一緒に踊って良いですか?」
「雪は仕方ないなぁ・・・夜人、良いか?」
「あぁ、勿論良いよ。雪ちゃん、あづみちゃん、蓮華ちゃん、一緒に踊ろっか」
「「「うんっ!!」」」
おずおずとお願いする雪ちゃんに対し、仕方ないという感じで零は了承する
だが・・・俺は知っている!!!
零のあの態度はツンデレなのだ!!証拠に口角がメチャクチャひくつかせているからな・・・
男のツンデレなんてドコトクだよと思ったが、男が少ないこの世界では需要がありそうだな・・・
周りのみんなも零のそんな態度に「「「きゃ~♥」」」とか言っているから間違いない
さて・・・お喋りばかりしている訳にはいかず、俺たちはグランドに向かって大きな円になる様な場所へ立つ
因みに今日の順番は雪ちゃん、零、あづみちゃん、俺、蓮華ちゃんだった
「はいそれでは今日の体操はパプリカンです。皆さんしっかり踊りましょうね!!」
パプリカンか・・・スローテンポな曲なのに意外と動きはあるんだよな・・・
因みに歌詞が凄く良いよな等と考えていると曲が流れだし、それに合わせて俺達も背筋を伸ばして体操を始めた
◆
◆
「はい、それでは今日の朝は運動会の組分けをしますね。皆さんも知っての通り、クラスを半分半分に分けて白組さんと紅組さんに分かれてもらいます。先生が決めようと思ったのですが・・・今年はみんなで話し合って、どうやって分けるか決めてください」
成程、昨年の反省点を加味した上で俺達にこの場で決めさせるという良い案だな・・・
というのもこの保育園は運動会は毎年モモンガ組、カピバラ組、アルパカ組が各々半分半分となり競い合わせる
が、昨年は俺と同じ組になりたい子が多すぎてカオスな状況となってしまってた
先生が紅組、白組を割り振ってしまった為、狂喜乱舞する子、泣きわめく子、喧嘩する子もでてしまった・・・
更に俺と零を一緒にしないと零が不安だろうからと同じ組にした事により、不公平感が生じてしまったのだ
噂では親御さんからクレームがあったとかなんとか・・・
だからこそ今、この場で話し合いをして組分けをする事によって、少しでもカオスな状況を作り出さず、且つクレームを減らしたいのだろう
因みに現在、この国の男の子で保育園に行っている男の子は俺と零だけらしい・・・
だから今の「モモンガ組」にも「カピバラ組」にも男の子は居ない・・・なんじゃそら
「じゃあ先ず、どの様な組分けが良いと思いますか?意見がある人~?」
先生の質問に対して俺は珍しくスッと手を上げた
いつもご愛読ありがとうございます!
ジャンル別日刊ランキング連続1位、本当に嬉しいです!!
本日も2話更新させて頂きますのでよろしくお願い致します!
仕事中で短くてすいません!←




