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【男女比1:10】もしも俺が転生したら…【俺に優しい世界】  作者: ばてぃ~
【真・八剱夜人生誕ガチャ(初回10連無料)編】
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5:皆さま、夏バテにはどうぞお気をつけてくださいね!!


「夜人くん…此処って…」


「偶然良いタイミングでイベントをやってたからね。ど、どうかな?」


という訳で電車に揺られて都市部にやってきた俺達は美術館の前に居る

美術館の入り口にはデカデカと【世界のぬいぐるみ展】と銘打たれているのだが…ちょっと子供っぽいと怒られるかもしれないなと思いながら怖々とそう尋ねてみた


「凄く嬉しいよ!!ぬいぐるみも好きだから嬉しいけど、夜人くんが一所懸命考えてくれた事が分かるのが本当に嬉しいよっ!!」


ええ娘や…

やっぱり月姉さんは天使やわ…


穢れの無い眩しい笑顔でそんな事を言われてしまうと、そんな事を考えながらも思わず照れてしまう

なんか前世では余り味わなかった青春ってヤツを謳歌できているのかもしれないなぁ~…


「ね、夜人くん!!早く入ってみようよ!!DDベアやBラビットや、もしかするとキディちゃんがいるかもしれないよ!!」


「わっ!ちょ、ちょっと待ってよ!」


月姉さんは感慨に浸る俺の手を引っ張りながら、美術館の受付の方へ俺を誘う

俺はと言えば、その引っ張る力に逆らう事が出来る筈もなく、つんのめりになりながらも姉さんに誘導されるままに美術館へと向かって行った


◆◆


「楽しかったね~!!」


「そうだね」


俺達は美術館を思う存分に満喫して後にした

いやぁ~…ぬいぐるみに特段興味がある訳でみもない俺が見ても面白かった


初期日のDDベアから始まり、時系列毎に展示されており、最後は最新のDDベアを触る事も出来た

DDベアってメチャクチャ大きいイメージがあったのだが、最初の方はそうでもなかったんだな

触れ合いコーナーでの特大DDベアと姉さんの2ショットでは思わず携帯を連射モードにしたけどね

まぁ、後悔は無い


他にもBラビットやキディちゃん関連や、思った以上に様々なぬいぐるみが集まっていた

これはぬいぐるみ好きにはたまらないイベントだったろう


「そろそろお昼には良い時間帯だね。つ、月は何か食べたい物はある?」


「う~ん…絶対にこれっていうモノはないかな。夜人くんは?」


「そうだなぁ…」


正直に言って、これが食べたい!!という様なものは俺にもない

けれども今日の俺は姉さんをデートに誘ったホストなのだ!!

ゲストである姉さんを退屈させてはいけないのだ!!


「そうだなぁ…だったら近くのショッピングモールに行ってみて、気になるお店を探してみるって言うのはどう?」


「良いねっ!!夜人くんとの共同作業っていう事よね?!これからも沢山の共同作業をともにするでしょうけど、『初めて2人デートでの初めて共同作業』は今この瞬間しかないのだから、忘れない様に日記に書いておかなくちゃ!!あ、でも今までの初めても日記を見なくても覚えているのよ?例えば夜人くんが初めて私の指を握ってくれたのは生後5日後で、家に来た初日だし、夜人くんが私を見て笑いかけてくれたのは生後8日後だし、夜人くんが「はいは~い!!じゃあ手をつないでショッピングモールに向かおうね~!」」


姉さんが急にトリップしていったので、俺は(半)無理矢理に彼女の手を握って進んで行くのだった…

…尚、姉さんが急にトリップした瞬間、周りにいた人たちが「てぇてえ」と囁いたり、顔を真っ赤にしていたのは見なかった事にしておこうと思う


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