表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【男女比1:10】もしも俺が転生したら…【俺に優しい世界】  作者: ばてぃ~
【八剱夜人進化記念編】
199/262

2:旅立ちの日(2泊3日)


「じゃあ母さん、姉さん行ってくるね」


「夜人きゅん無理してない?」


「夜人くん行かなくて良いんじゃない?だってほら学校って学校をサボる事も学生生活の醍醐味だと思うの。ほら背徳感というか、やっちゃいけない事なのは分かるけどやっちゃった的な?逆にそれで普通に登校して私と同じ教室でお勉強しましょ?うんそれが良いと思う。だって私達って同じ教室で一緒にお勉強した事無いじゃない?それって婚約者としては可笑しい事だと思うの、人生で1度くらい同じ空間で授業をうけてみない?うんそれが良いわ。だったらまず「姉さんストップストップ」ふにゅぁぁぁ~…」


暴走モードに突入しかける姉さんの頭の撫でて抑え込める

いやぁ~…暴走した姉さんは止まらないからなぁ…初期消火大事!!


「母さん、姉さん大丈夫だよ!逆に友達と家じゃない場所に泊まるってテンション上がってるから。それに男子はテントじゃなくてロッジで泊まるみたいだから、ずっと女子と一緒っていう訳じゃないから母さん達が心配する様な事はないさ」


「……夜人くん」


「…家の子強すぎないかしら?」


母さん、今更ですよ?

前世の記憶持ちの俺からすればその程度で病む様なナイーブな構造はしていないのだ


「じゃ、明後日には帰って来るからね!!行ってきます!!」


「夜人くん待って!!!学校まで!!学校までは絶対に一緒に行くから!!」


そう言って少し早めに出なければならなかった俺に釣られ、月姉さんも一緒に家を後にした



「お、夜人が来たぞ!!」


「ホンマやな。おはよ~さん」


「零くん、剣真おはよう」


学校に到着し、姉さんと別れて集合場所へ向かうと既に零と剣真は登校していた

あ、剣真は先日から剣真呼びしている

曰く「鳥蝶くん呼びは何か気色悪いわ!剣真でええよ。剣真くん呼びも勘弁やで」という事らしい

まぁ、名前で呼んだほうが親しみがあるだろうし、本人がそう言うならば問題ない

…心の中では剣真って呼んでいたし、個人的には違和感もない


「いやしかし良い天気で良かったね!!」


「だな!!これも普段の行いというやつだな!!」


「せやな!!しっかし今日から3日間の間班行動やろ?ちっとばかし億劫やわぁ~…」


「そう?俺は皆と行動できてうれしいけど」


「夜人のそのポジティブさってなんなん?」


そんなこんなでワチャワチャと話していると、後ろから「夜人くん…お、お早う…」と声が聞こえた

振り返ると最近にまた一緒に会う様になった零の妹である雪ちゃんが立っていた


「あ、雪ちゃんお早う!!!」


「う、うん。よ、夜人くんのジャ、ジャージ姿って新鮮だね」


「ん?そうかな?小学校でも体育の時間は運動着だと思うけど…」


確かに今日は野外学校だから、各々ジャージ姿で登校しているが…

そこまで言われる程の事では無いと思う


「(ヤバッ!聖王様のジャージ姿…光り輝いてる!!)」


「(運動してるからかな?凄く引き締まってる気がする)」


「(ハァハァハァ…)」


よくよく見てみると、周りの女生徒がボソボソと何か言ってる

あぁ…多分、零や剣真のジャージ姿に悶えてるんだろう

確かに2人ともシュッとしてるからカッコイイからな…


ふ、ふん!!お、俺だってボソボソのボ「゛」位は誰か何か言ってる筈だもんね!!…多分


「おいっ!!!貴様が八剱夜人かっ?!!!」


そんなこんなで雪ちゃんや零たちと話していると、またまた背後から俺に対してお声が掛かる

あぁ…この言い方は十中八九、面倒臭い事案だわ…と思わずしかめっ面を浮かべてしまった

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ