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【男女比1:10】もしも俺が転生したら…【俺に優しい世界】  作者: ばてぃ~
【八剱夜人覚醒編(10日間1日1回ガチャ無料)】
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17:う~ん、トコトン合理的なのかもしれないなぁ…


「ふぃ~…」


無事に4限目が終わり、今から昼食の時間だ

4限目の昼食の後はまたLHRとなり、今度は各委員を選ぶらしい


(小学校の時は男性は無条件で免除だったからなぁ…)


前世では面倒くさいという感情が大半を占めていたが、しないで良いと言われるとしたくなるのが人情と言うもの


(多分、全校の女子生徒との顔合わせみたいなのも兼ねているんだろうな…う~ん合理的)


まぁ男の規律育成も学校側は目的としているのであればこれ位は当然だろうし、俺としては別に異論はない

問題は何委員会に所属するのかって言う事くらいかな…


「夜人~~!!!飯に行くぞ!!!」


「そうだね。食堂に行こっか」


零の誘いを肯定し、俺も席を立つ

この学校は中学校にしては珍しいとは思うのだが食堂制なのだ

勿論弁当の持込みが不可という訳では無いらしいが、殆どの家族が片親の様な状態であるが故に利用している生徒は非常に多いらしい

これも顔見せや出会いの機会を増やす一環なのかもしれない


「夜人くん、僕も良いかな?」


「お、何や?皆で飯いくんか?」


「……行く」


公理くんと鳥蝶くんと創くんも一緒に行くらしい

いや別に良いんだけどさぁ…俺が霞んでしまうなぁ…と客観的事実に打ちひしがれてしまう

まぁそれでも同じA組の同性友達だ

恨むならA組に入ってしまった自分を恨むしかない…

そんな事を考えていると教室から出ようとするあづみちゃん達と目が合った


「あ、あづみちゃん達も食堂に行くの?」


「えぇそうよ」


「良かったら一緒に食べる?」


「本当は…本当は一緒に食べたいの!!食べたいんだけど…今日は止めておくわ…」


「???そうなんだ。じゃあまたね」


何か良く分からない断り方をされたが…まぁ女子ならではの何かがあるんだろう

わざわざ藪蛇をつつく必要はないしそこは大人の定型文「またね」で済ませよう


「夜人、早く行くぞ~!!」


「あ、ゴメン!!」


零の声に促されながら俺は彼らの方へ駆け寄っていった



ーーーざわざわざわーーー


う~ん流石私立校の食堂…かなり広いなぁ…

しかも食堂と言うよりは洒落たカフェテリアを広げたみたいだ


ーーーざわざわざわーーー


こりゃああづみちゃん達が何処で食べているのかを探したりする時間はないな…

簡単に言うと体育館がカフェテリアになった様な広さだと言えば分かりやすいだろうか??

何せ大学等とは違い、生徒の休み時間はキッチリ割り振られてる為に空席を待つ生徒っていうのを無くす様にしているのだろう


ーーーざわざわざわーーー


そんな広い食堂で、色んな沢山の生徒がいる中で、男性もそれなりにいる中で…俺達が目立っている事は無い

絶対にない!!気を付けろ八剱夜人…ただの自意識過剰野郎にはなりたくないだろう?!


(見て見て見て!!!あの男の集団!!!)


(なになに…ってヤバッ!!!なにあのイケメン集団?!!!)


(あれが今年の1-A?!!)


(うっそ?!!あんなイケメン集団が入ってきたの?!!)


(そこらの芸能人なんて目じゃないじゃん!!キラキラオーラで後光さしてるよ?!!)


うん…周りがざわざわしてても声って多少は拾えるもんなんだね…

正直、此処まで注目されるとかなり居心地が悪い…さっさと料理を注文して席に着こう

そう思いながら注文カウンターに向かおうとすると…



「夜人くん!!!!!」



あぁ…この聞きなれたエンジェルヴォイス…は誰なのかすぐ理解できた

というか、こんな大きな食堂で俺を呼ぶ人は今のところは1人しかいない

声のする方へ視線を向けると予想通りの人物が俺に向かってブンブンと手を振っていた

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