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時間軸・現在 九月二十日

読んでくださり有難う御座います。

「昨日さ、同級生の男にいきな暴言吐いた女が飛び降り自殺したらしいぜ。物騒だよな」


 クラス替えの後席が近かったことで話すようになった友人だ。席替えがあったせいで席は遠くなってしまったが、それでも休み時間の間にこうして僕の席に来てくれるのだから良い奴なのだろう。

 そんな友人がいきなりすごい話をぶっこんで来た。


「!」

「な、んだよその話。どうせ、い、いつもの嘘だろ?」


 動揺していたために思考の整理が終わるより先に友人の口が開いた。


「いやホントだぜ。信用出来る情報通のやつから聞いたんだよ」


 その言葉にすかさず薄氷より脆い否定の言葉を並べる。


「もし、本当ならこの学校休みになってないとおかしいだろ。たぶん」


 友人はハッ、としたように驚いた。


「確かにそうだよな、本当に人が死んでるなら今俺は家でゲームしてないとおかしい。くっそーあいつ、ガセつかましやがって次会ったら覚えてろよ」


 そうだよ。自殺者なんているわけないだろ。




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