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第15話

熱を出して寝込んでいました。

廻原視点




翌朝、今日は土曜だから学校は無い。


土日は余暇を楽しむ絶好の機会だ。

僕は、図書館に行く事にした。

あそこは静かで良い。考えもまとまる。

時折、子連れの親がいて、五月蝿い時があるが、そんな餓鬼には睨みつけて追い出すにかぎる。


僕は以前、北欧神話を読んでいたが、そろそろ返還しないとならない。


僕は朝食を取り、着替え、図書館に向かった。




今日はどちらを読もうか・・・


エジプト神話 ギリシャ神話


・・・悩む。



「そんな本読まずに、私と遊ぼうよ。」



最悪だ。奴の性格上、ここにはいないと思っていたのに。ついつい、他人ごとのように考えていた。

僕もまだまだというわけか。


「神山。お前がここにいるとは意外だな。うざいからどっかにいってくれれば良いのだが。」


「え〜、せっかく廻原君と二人きりになれたのに。私、知ってるんだよ、廻原君がたびたび個々に来てるの。」


「まさかお前、後をつけてきたのか?」


「うん」




こいつは・・・


前にも評価したように、こいつは自分なりの常識を持っているようだ。



神山がそんな事をしても僕は責めるつもりはない。

どちらかというと、大したものだな。




“普通という実在しないものを依存したがる者。そんな虚像から抜け出そうとする者。”



こいつは大した奴だなホント。



そのあと僕は神山に無理矢理、連れられて、神山の奢りで昼飯を食べる事になった。



「ねえ廻原君。いつも、一緒に帰ってる人達って友達なの?」


「違う。俺とあいつらは同じタイプだ。答えが見つかるまで俺達は互いを利用している。それだけだ。」


「じゃあ私だけだね。廻原君の近しい存在は。」


「勘違いするな。お前も奴ら同様に利用してるだけだ。僕は恋愛なんかにつきあってる程、暇じゃないんだよ。」


「ふーん。まあいいや。でも最後は私の気持ち、受け取ってね。」



・・・不可能だな。







坂井視点



パソコンで流れる断末魔の叫び声。俺は裏サイトで人を殺す動画を見ている。


見ているだけで勃起している。

以前よりは衝動を抑えられるようになったが、それは答えを見つける事から遠ざかったというところか。



今日は萩原の奴と、遊ぶ約束だった。だがあいつは当日、電話をしてきて突然無理になったとぬかしやがった。ふざけるなあの不能者が。


遊ぶと言っても互いを試したり、白々しい話題をしたりなどの事だけだが。



あいつとはいつか決着をつけなければならない。


俺達、5人は高い身体能力を持っている。武術の新得などは持ってないが、それすらを凌駕する力を持っている。


以前から、うちのクラスの女子が行方不明になっていた。それも9人くらいだ。

先生や保護者が生き残った女に理由を聞いても何かを恐れているようで、家から出たくないらしい。

まあ俺にとっては、いなくなって清々したけど。萩原のやつを殺してえなあ・・・










萩原視点




今日は坂井の奴には悪い事をした。

微塵にも思ってないけど一応、詫びておく。


断った理由は特に無い。


強いて言うならば最近の坂井は、目立ちすぎた。

このまま奴が命を失うのも時間の問題だ。

あいつのした事は正しい。だがらこそ、私は今日、来てはいけなかった。もし来ていたら坂井に殺されてたかもしれない。


奴は、私を特に殺したがっている。


私は殺しで答えを求める訳ではない。だからもし、私と坂井が対峙したら殺されてしまうだろう。



私としたことが。最初に死ぬのは意外性をついて私なのか?。



そんなばかな!


この私が死ぬだと?


いやまてよ?



・・・

・・・・・

・・・・・・・



フハ

フハハ

ハハハハハハハ




ヒャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!



そうか! そうだよ!


こういう風に考えれば良かったんだ!

ようやく私は規制と制約から解放されるんだ!

答えを見つけるのは、廻原でも高崎でも斎藤でも、そして坂井でもない!


この私だ!


久しぶりだよ。こんなに学校が待ち遠しく思えるのは。







神山視点




今日は廻原君と一緒にいられてとても嬉しかった。月曜日からは私が弁当を作るという事で、互いの仲がかなり進展した筈だ。


すると、前に見覚えのある女がいた。


あいつは確か・・・


廻原君をリンチしたやつのひとりだ。


この後におよんで、まだ私の前に現れるなんて。確かあの時全員処理した筈がひとりだけ逃げられたんだっけ。


私はいざという時に、廻原君を悪い虫から払うための、ナイフを取り出した。


殺しちゃお。


後ろから、ズブズブと。


突き立てて。



真っ赤なザクロが咲いた。



そうだ。


廻原君に近づく悪い虫といえば。

いつも帰ってるあの四人もだわ。



あの人達も処分しなくちゃ。


そのまえに。



この死体、どこに捨てようかしら。

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