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第11話

坂井視点




くそ!時斗のやろう!


もう少しで一線を超えれたのに。奴のおかげで、萎えてしまった。

時斗は本当に気に入らねえ。答えを得る為にはある程度の一線を超えなければならない。そのためにはまず、行動する事が何よりも大事なのだ。それなのにあいつはいつまでたっても理屈っぽいから答えを得られないんだ。それを言うなら廻原も同様だ。あのふたりは侮れない。


答えを見つける為にこうして5人で、たむろしているが、時斗の存在が邪魔でしょうがない。今まで何回奴を殺してやろうと思ったことか。


くそ、くそ!クソお!



周囲の奴らが汚いものでも見るかのような目で見ている。







何なんだよ貴様らは?



なんでそんな目で見てくる?




ムカつくムカつくムカつくムカつくんだよ。



俺の心を犯すな。

俺を気安く見てくるな。

所詮、何も理解してない凡人どもめ。



俺の黒い感情が立ち上がった。




貴様らのおかげで一線を超えれそうだ。







殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ









廻原視点



放課後。

今日は色々な事があった。坂井の奴が六人の男子生徒に襲いかかり、一週間の自宅謹慎にされた。

被害者である、男子生徒達はその時の状況が言えないでいる。もし言ってしまったら、次は殺されるとでも思ってるのだろう。どうでもいいけど。

僕も萩原のクソやろうと一戦、交えたが途中で先生が止めに入り、一時間ほど説教された。教室に戻り、帰る準備をする。教室に入ると、前に僕をリンチした女子の集団がいた。神山さんはいないんだな。

その時、後ろから鈍い衝撃が走った。

僕の視界が途絶えた。



視界が戻った。目が覚めたのだろう。ていうか冷水を浴びせられた。あ〜早く帰りたいなあ。今日はさっさと終わらせる事にしようかな。




「廻原さあ〜、あれだけ罵倒しといてもまだ学校に来てるのお?


「そうそう!あんたもしかしてマゾお?」


「そんなマゾのあなたの為に今日は縄で全身、縛ったのよお。嬉しいでしょ?」


「この倉庫、防音だからさあ!助け呼んでもこないよ。」


「それにカギも掛けてるしい。ほらほら。」


そう言って、カギを僕の前に見せびらかす。

人間は集団で活動するとこんなにも図にのるのか。

僕は縛られた縄に手をあてがい無理矢理、引きちぎった。


その瞬間、倉庫の中が静まり返る。そして、目の前のカギを奪い取り、指でぐにゃぐにゃに曲げ折った。


僕は端整な顔を歪めて笑った。




だから、感情はよけいだってば。




まあいいや。




たっぷり調教してやるよ




雌豚共。




どこかもわからない倉庫の中で数多の悲鳴がした。

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