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Maskedfear ONLINE  少女は理不尽を望む《更新再開》  作者: わさびねぎ魔
セカイノカタチ
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 ドキドキの駐屯地訪問 ~まずは自己紹介~ 健全で有用な関係性を 《①》

 はい、一週間ぶり位の更新ですわぁ。


 いやなに、最近忙しくてね。マトモに珈琲を楽しむ時間もないんだ。だからといって、私はそれを辛いとは思わない。


 ただ、見てくれている方には申し訳無い気持ちが、そんな気持ちになっている身勝手な自分には憤りを、感じている所さ。


 はい、そんなわけで。

更新再開(?)ですねぇ。

 指先で潰した昆虫型無人偵察機を土に埋め、先程まで現場指揮官を名乗る男の声を届けていた無人偵察機を電源と予備電源を物理的に解体し落として。 

 気密性を確保した二人と一匹の珍妙な一行はこれからについて相談していた。


 身を長時間山道に置いておくのは危険だからと、麗奈の提案で長い草や小さな木の茂み(ブッシュ)に潜む事にした二人と一匹は、麗奈の指導の下に潜伏の腕を磨いていた。


「まずは基本的な視線の通し方から教える。まず、活発に動くモノを潜伏場所の前方に用意する」

 

 そう言うと麗奈は近くにある足の長い草を掻き分けて周囲より少しだけ高い場所に移動する。


「大抵の人間ならこれで誤魔化せるけど……相手にするのは本職の人間。この程度は意味を成さない、かな」

 人間は、動くモノを目で追い掛ける習性がある。

その後ろにある動かないものなど気にも止めない。

 ――尤も、それを知っている本職ならば逆に警戒の的になってしまうので意味などない。故に……


「次に、幾つかの茂みにある葉や枝を折ったり載せたりして小さな風穴で覗き込めるようにする」


 低木から鮮やかな色のものから色素の薄いもの、枝の固いものを剪定し荷物の隙間や髪には緑の強いモノを用いて偽装を施し。

 花を咲かせた鮮やかな色合いのモノは動きの少ないもモノを適度に残しつつ周囲から排除する。


「今と同じものを山道の二方向と上空と少し外れた場所を索敵できる様に配置する」


 あの無人偵察機が山道のどの方向から来たのか、それさえ分からないのだから当然のこと、麗奈は決して取り零さないのだ。


「山道の二方向はローマンとヒメが警戒を、上空は私が樹木の上から警戒する」

「あいよ」

「りょーかいよっ。ところで、ヤケに疑り深いわねぇ~」


 ヒメハナバチは了解しつつも何時もの印象とは違う、異様な警戒心を怪しむ。


 ――何時もなら、自分一人で警戒していざという時に私が逃げ出せるように配した筈なんだけれど。

 

「うん。それは相手側が警戒するに値する脅威足り得るからねぇ」


 ――これぐらいしないと、国家権力の下に錬成された正規軍相手に()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()逃げ仰せるとは思えないからね。


「うーん。これから長く関わりを持つかもしれないのだから心象を好くするべきではないかしら」


 麗奈はヒメハナバチの言い分も尤もであると思う。が、同時にヒメハナバチがそう考えるからこそ自身が疑わなければならない。と、考えを強める。


「いやいや、未だに発展期のこの世界では、国家の権力程に信用に値しないモノもないよ」

「そう。そうよね、警戒するに越した事は無いわ」

「そうそう、その意気。ああ、それとね……」

「はい、連絡は今渡したモノを使って」


 麗奈に指摘され、少しだけ警戒の意識レベルを底上げしたヒメハナバチ。麗奈はその様子に少しだけ安堵しつつ、四角柱が斜めに配置されたギザギザとした形状の結晶構造体をヒメハナバチに握らせる。


「なにこれ」

「自動車の各所に配置されてる反射板だよ。ほら、赤い透過素材の中にギザギザの鏡面素材が取り付けられてたやつ。そのギザギザ部分」


 そう言って麗奈は車を指差し、続いて赤い透過素材のカバーを示して見せた。


「へー、これが。カバーを外すとこうなっていたのねぇ、あの後ろの装飾みたいなやつ。備えられててラッキーって処かしら」


 ――幸先よし。今のところ順調じゃない。


 ちょっとおトク感を感じたヒメハナバチがそう溢すと、そうでもないと麗奈は言う。


「この反射板は展示されていた実用でない自動車に取り付けられていたからね。設置が義務付けられてるのかもしれないね」

「へー。自動車なんて未開文明の産物、コレクターが一定数いると聞くけれど仮想とは言え私自身初の体験だったの。それを、貴方がよく知っていたわねぇ。麗奈チャ~ン?」


 ――そもそもが疑問だったのよねぇ。何故か初めての操縦で、尚且つ初めて触る操作系統の筈だからねぇ。でも、もしかしたら……


 ヒメハナバチはそう思い、しかし麗奈ならとも考える。


「文明の介入を拒む部族たちの間では未だに自動車は実用圏内だったからね。私も、一応は士官候補生だったわけだし父親の付き合いで現地に訪ねた事もあるからねぇ。運転も出来るわけよ」

「まあ。F1という自動車レースが未だに地方では営業していることは知っているけれど、安全保障のなっていない乗り物は専用施設でしか走らせられない筈なんだけれどねぇ」


 塁は改めて此処までのサクサク感は全てがとは言えないが大部分がこの非常識な親友の仕業であることを認識する。


 ――ほんと、なにやってるんだかね。


「はいはい。話が逸れてるよ。幾つか合図を決めて練習してないと意味ないんだからね」


 麗奈は普通とは違う事に少しだけモヤモヤとしつつも時間的猶予を引き合いに話を終わらせる。


 ――それからしばらくの後に逃走経路の確認と幾つかの合図を決めて二人と一匹はそれぞれのポジションに潜む事暫く。


「来る」


 その歩みは驚くほどに静かだった。

 二人の緑の戦闘服の斥候らしき人間と、その背後には二台の武骨な自動車が静かな歩みで列を成す。

 その又後には他と比べて小柄な影と一際背の高い影が颯爽と続いている。


 影達は小声ながらも何かを相談している様子で、それを見てとったロゥは耳を攲だてる。


「ここより先が目標との接触地点になる。各自警戒を怠るなよ」


 車両の右後ろに陣取る身体年齢三十代前後の渋い声が、軽薄で髪いろが漆黒に少しだけ金の混じった一見すると細身の男に目線を向け周囲に注意を促す。


「了解。それにしても、奴ら一体何者なんですかねぇ?」


 軽薄な男は何とも無しに辺りを見渡す動作を繰り返しながらも決して油断なく警戒している。

 しかし、その行動とは裏腹に語気が間延びした声色で疑問を発している。


「私達相手に友好的とは言えないですよねっ。まぁ、女の子に《蝿型無人偵察機(MOSCHINO)》なんてけしかけたら当然ですけどね!」


 その声に応えたのは後ろから溌剌(はつらつ)とした声で憤っているらしき小柄な女性。白銀の眼に褐、色の肌。後ろに流したポニーテールの目立つ外見年齢十三歳の特徴的な少女だ。


「それにしたって不思議ですよ。隊長、普通の女の子があんなにも小さな《蝿型無人偵察機(MOSQUIto)》を見もせずに摘まんでみせるのは、どう考えたとしても異常です。それに、何というか……場馴れしている」


 恐怖とは似ても似つかないが恐れてはいる様な、冷静な分析を口にしているのは長身の女だ。

 その女は仲間の物と同一の装備品の上に更に他のよく解らない装備をしている。


「自衛官が何者かよく理解している。我々の大義・名分は国家を守る事。祖国防衛に努めると」

「当然だな。俺だって、無駄死にはしたくないし、女性を守るため、助けるために在籍している」

「貴方はちょっと違います。一緒にしないで下さいね?」

「おお、ひでぇ」


 隊長と呼ばれた中年男が自分達の活動理念を復唱し、軽薄そうな男は当然と自らの欲望を例えに宛がう。

 しかし、それを不機嫌そうに離れているにも関わらず冷たく一蹴するのは長身の女。

 軽薄そうな男は気にした風でもなく愉快げにけらけらと笑っている。その態度に長身の女は益々不機嫌顔で冷めた眼差しを更に冷ややかにする。


「多くの自衛官は規律や上下を叩き込まれる。が、その反面軍人として理想に近くもありつつも他国と比べて全体的に意欲・意義が薄い」

「そうですね。私達が特殊な人種で変わり者であることそれ否定は否定しません」


 隊長と呼ばれる男の言葉に長身の女は先程までの冷ややかな目線をさっと潜めて澄ました顔で返す。


「我々は、構成員の多くを〈マトモな人格〉で構成している。故に、綺麗な手(殺人童貞)が締める」

「その点で言えば化け物共が人間的要素が薄い怪物か、極端に生理的嫌悪を与える外見の現実とは思えない奴らであるのは不幸中の幸いかな」


 殺人経験のない人間を表す隠語らしきモノで嘆く隊長と呼ばれる男。そして、それに気に入らなさそうな表情で同意しつつも人間同士の戦争には未だに発展していないのには不幸中の幸いと溢す少女。


 ――特に敵意の強い輩でもないか。だけどね、これは私達を油断させる為の作戦とも読める。人選に作為的なモノを感じざるを得ないね。女性が多いし。


 と、そんなことを考えている麗奈の目線の端で小柄な少女が鼻をぴすぴすと鳴らして目線をその場から、少し高台のある場所に定める。


「ん」


 軽く喉を鳴らして、目線を配る仲間らしき者達に確信の頷きを返す小柄な少女。



「総員警戒、九時方向距離40!反射光!」


 そして、軽薄そうな男は軽く目を動かした後に、即座に隊長と呼ばれる男に報告する。


「各員!五十メートル周囲を警戒しつつ後退せよ」


 即座に判断を下し、車両の影にまで後退を仲間らしき人間達に指示し後退を開始する四人組。

 車両の運転手らしき人間がドアを少しだけ開くと小柄な少女は其処に身を隠して耳を澄ませる仕草を始めてそれを運転手が警護している。


「発砲は怪物体にのみ任意許可」


 隊長と呼ばれる男は九時方向を視界に捉え続けつつ、仲間らしき人間達になにやら許可を出す。


「警告する。我々は自衛隊である。本地点にて我ら所属無人偵察機と遭遇せし当該女性ウォンド、及び男性ヒメハナバチ並びに種別不明生命体ローマン。恵順の意思在らば速やかに姿を顕せ。繰り返す――」


 そして此処に、ウォンド・ヒメハナバチてローマンの初の実践が訪れ、開戦した。

 これからもっと頑張るからさ。


 ほら、ここに↓☆☆☆☆☆があるじゃろ?


 これをな、こう★★★★★して欲しいんじゃ。


 あとな、ブックマークに追加してくれると嬉しいんじゃが、どうじゃ?のぉのぉ、頼む(^∧^)



 次回更新は12/6を予定しておるぞ。

好かったら見ていってくれや。若人よ。

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