過去話:夏目塁
短いですけど過去のお話。
簡単な彼女の来歴を書いておきます。
まだ構想段階のところもあるのでもしかしたら少し変更することもあるかもしれません。
夏目 塁。
性別 女、年齢に似合わない身体的特徴と未成熟ながらも年頃の乙女にしては十二分に落ち着いた考えを持つ少女にして、自らを伊吹 麗奈唯一の親友と自称して憚らない情に厚く、カリスマ性を持った少女である。
彼女の来歴を簡単にまとめるのなら、
巨大財閥の御曹司にして趣味人たる父とその特別な唯一人たる母の間に生を受け、生まれてからは父の特別な唯二人の片割れとして大きな愛と不自由の無い生涯を歩んでいた。
そんな彼女の変わったところと言えば、その身体的な特徴だろう。
彼女は少女とさえ呼べるか怪しい時から殆ど成長をしておらず、またその趣味もあり非常に少女的な印象を周りに与え、尚且つそれらに影響無く俄を通す強ささえも持ち合わせている。
悪く言えば我が儘、良く言えば芯のある人物。
これが、大抵の人間が彼女に持っている評価。
なぜ彼女がこのような人間性を持っているのか、
それは彼女を取り巻いていた環境にあるだろう。
彼女がいかに魅力的な人間であるとはいえ、
最初から本当に魅力的な人間など居はしない。
仮に彼女が生まれた時から魅力的だったとして、
それでも当時の彼女はカリスマ性を持っていなかった。
彼女は魅力的な人間であれど無条件に好かれる程優れた人格者でもない普通の少女であるため、好意的な者もあれば敵意を遠慮もなしにぶつける者もいた。
そんな中で平均的な少年少女ば荒んだりもするのだろうが、そこは非凡な少女であるためそんなこともなく。
世の中そんなものだ、等と勝手に開き直る。
だが、開き直っても尚理不尽に敵意をぶつけてきた者達を許せるかと言えばそうではなく。
結果的には信用はしても信頼はしない、
信頼する相手を長い時間と労力を掛けて選別する、
等といった風に大人さながらに慎重な人間関係を作るようになる。
その伊井あってか、彼女の周りは豊かな人間関係と信頼関係もあり健全な少女として成長する。
そんな中でも取分け信頼したのが伊吹 麗奈であり、なぜ信頼したかと言うと彼女は富にも力にも美にも興味はなく、唯純粋に『強さ』に憧れうに感じられたからである。
その『強さ』というのも一般的なものではなく、
八方美人とはまた違うがある種の『完璧』を目指していた。
故に信じ、その『強さ』を頼りにした。
―――最も、後にその中途半端な『強さ』が彼女らに牙を剥く事もあったが。
そして学業に於いて方向性の違いから別の学舎へと進学。
以降、交流を続け信頼を育み今に至る。
長い年月を経て互いに『特別』や、『例外』として何よりも大切に思い合う迄になる。
『一番』ではなく『例外』や『特別』という辺りに彼女ら二人のひねくれた思想や常人には理解さえ出来ない感性が見え隠れする、そんな不思議な関係へと相成ったのである。
他にも語り尽くせぬほどの対立や縁があったが、
これが概ね普通の少女たる彼女の原点である。
そして、そんな普通の日常はこれからも続いてゆく。長い飽きる程の年月を飽きることのない程の思い出が彩ってゆく。
片手間の寄り道を精一杯に楽しんで。
簡単な彼女の来歴でした。
二人ともに天才というより神に愛されているという表現の方が正しいような、超人的な才能を秘めているので人生楽勝イージーゲームだったところに、
同じくらいの天才が現れて意気投合したと。
そして二人はほどよく開き直った自由人に成長しましたとさ。
別にマッドなわけではないけれど、それでも常人には共感しがたい感性や考えを持っていることだけは確かで。
無駄にハイスペックで熟れてるところは熟れてるのに全体的なアンバランスさが目立つ成長具合。
まだまだ完成されているというには程遠い、
総評としてはそんなところですかね。
次回更新は明日。
職場での騒ぎも治ってきたのでそろそろ積極的に更新を再開していきます。




