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Maskedfear ONLINE  少女は理不尽を望む《更新再開》  作者: わさびねぎ魔
セカイノカタチ
22/46

MaskedfearONLINE チュートリアル Backstage

 今回は別視点です。

何やら怪しげな二人が暗い部屋で二人きり、

なにも起こらないはずはなくって奴です。

????/??/?/23/11


それで、君の計画はどうなったんだい?


『私の計画か?概ね順調だが、気になる事でも?』


 そう、上手くいってるんだ?

それなら私から言うことはないね。

君と私とは共に実現を目指す目標が互いに相反しないから協力してるけど、酔っ払いとは敵対してる。

だからこそ、君に間に挟まってもらう代価に技術を幾らか提供したんだからね。

成功してくれなきゃ、君に払った分は無駄になる。

それは互いにとって望ましくないだろう?


『わざわざそんなことを言いたかったのか?』


 いやいや、そうじゃないよ。

ただ、役に立っているなら技術を開発したうちのモノも開発者冥利に尽きると思ってね。

『平和主義者』もさぞかし喜んでいるだろうとね。


『前から思っていたが、それは何者だ?

私でさえも此れ程の技術は易々とは開発など

出来んのだ、高名な学者なのだろう?継承者』


 どうかな?ただ、君も知っていると思うよ。

何せ、彼は君と同じく天才だからね。

気は合うんじゃないかな?考え方を別にすれば。


『つまりは、私とは正反対の考えだと?』


 まぁね、彼は『平和主義者』だからね。

彼は君が大嫌いだろうね。君も彼を気に入るとは、僕には到底思えないよ。お互い嫌い合うだろうね。


『思想が改善されたら合わせてくれ。

これだけの腕を持っているんだ、優秀な人材は

居ても困らないからな。是非とも欲しいものだ』


 はははっ!それは無理だろうね。少なくとも、

君が彼と合う事は無い。


『それは何故だ?相性はともかくとして、

会うことが出来ないとは思わないがね?』


 無理なものは無理さ、諦めなよ。

僕としては君とは仲良くやっていきたいんだ、

両方ともね。だからこれ以上この話は無しだよ?


『御調子者のお前がそこまで隠し立てするとは、

俄然興味が湧くが………そこまで言うのならば、

其奴はよっぽど大事なものらしいな?継承者』


 まぁね、彼は僕の計画の要だ。

君と同じくらい大切だからね、教えないよ。


『そうか。ところで継承者よ、こうして話して

いる間にもまた忘却が進行している。手伝え』


 はいはーい!全く、あの酔っ払いは真面目だね?

こんな時でも君に会いたくてしょうがないらしい。


『冗談はよせ、継承者よ。あれはただ、思い出す

為に我々との接触を必要としているだけだ。

傍迷惑なことに私には奴の様な知人は居らんが』


 君も歳が歳だろ?思い出せないけど、意外な事に案外身近な人かもしれないよ?


『ほざけ。阿智を蘇生するために私の記憶の全て

を知っている貴様が、知らない訳がなかろう?

そこに無いなら、私も知らない事だ。違うか?』


 そうだね、その通り。君が知っていても思い出せない事や忘れかけていることら沢山ある。

良く分かってるじゃないか?もしかして、惚れた?


『誰が貴様なぞに惚れるものか。私は妻帯者だぞ』


 浮気もしたのにかい?誰のお陰で僕は面倒な蘇生を君に押し付けられたと思ってるんだい?

それもこれも、君が浮気したせいで奥さんが恋人を殺して自殺しちゃったからじゃないか。

結局は奥さんの遺体は見つからなかったし、

本当に骨を折ったのに君はさぁ……


『チッ、面倒な』


 お?なんだいその態度は。


『お前に対してではない、これを見ろ馬鹿者』


 あー、ひっどーい。

ま、いいけどさ。何々?へー、どんまーい!


『本当に腹立たしい奴よな』


 本当にねー、面倒だよね忘却は。

また頭が可笑しくなっちゃったかな?嫌だねぇ、

何回目だっけ、この発作。


『数えるのも嫌になってな、30から先は知らん』


 最近多いね~、忘れてるはずの記憶でも夢で見るのかな?だとしたら面白いね。


『貴様は呑気な奴だな。奴の理念は私達と相反し

敵対しているのだぞ?貴様も現状に危機感を持て』


 大丈夫だよ。君にも前に話したよね?

僕は忘却に作られたんだよ?君よりもっと、あれの事を知ってる。あれは無駄を嫌うからね、

今此処で地味な妨害程度に心血注いでるのは、単に

僕らに圧力を掛けてるだけさ。


『貴様がそう言うならば、そうなのだろうな』


 君は文明の退化による価値観の逆行、

 

 僕は争いの記憶の継承による平和の実現。


 忘却は暴力の忘却による争いの消滅。


 それぞれの目標があるけれども、今日は僕と君はこうして話している。仲良くやっていこう…


 …君とは仲間同士なんだからさ?


『そうだな、特に不都合もないからな。現状では

一応、私達は仲間同士という事になるだろうな』


 でしょ?さぁーて!つぎはぎ僕の番だね?

これから着実に争いの記憶を増やさないとね。

なんてったって、僕の計画は継承による平和の実現だからね。皆にはもっと!もぉ~っと!争いの恐怖を知ってもらわなきゃね?


『多少殺しても良いが、はしゃぐなよ?』


  わぁ~かってるって~。


『全く、自由な奴だ。とても正義には見えんな』


「プロフェッサー」


『阿智か。どうした?何か用事か?』


「いえ、何でも。呼んでみただけです」


「そうか。ところで、頼んだ用事はどうだ?」


「はい、概ね完璧ですよ。殆どの人間は問題なく、

蘇生体への移行しました。誉めても良いですよ」


『そうか、ありがとうな。今度、久し振りに外に

観光でも行こうか?見せたいものがあるんだが』


「はい、デートに行きましょう。準備してきます!」


『ああ、楽しみにしている』


「はい!それじゃ、お昼ごはん用意しますね?」


『今日は何にするんだ?』


「今日のお昼は新鮮トマトたっぷりのパエリアよ」


『そうか、旨そうだな。すぐに行くよ』


「はい、待ってますね」


『それと、いい加減恥ずかしいから貴方呼止めろ』


「良いじゃないですか、可愛くて」


『私はもう32だぞ?』


「ふふっ、はーい分かりました。今度かは、らサー

ちゃんって呼びますね?」


『いや、待て。早まるな!……いないな』


ピピッ

「サーちゃん、早く来てくださいね~」


『分かったよ。だからその呼び方止めてくれよ?』


「ふふっ、はーい」


ピーッ


『はぁ、全く。安定してきたのは良いさ。だが、

最近若々しくて困る。昔に戻っているという事

でもあるから嬉しくはあるが、如何せん性格が』


カタカタカタッカタッ ターンッ


『さて、昼食を食べに行くとしようか』

 という訳で、異常チュートリアルの影に潜む者共

のちょっとした交流でした。

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