The Heaven phase 5
今回も前回引き続き探索!
果たして不気味に人間が消えた理由とは?
次回、城○内死す。
デ○エルスタンバイ!
やっつけ作業ではあるが肩掛けカバンと呼べなくもないものが完成したので、物を詰め込んでいく。冷静になると初めての手芸品は杜撰な出来だが、現代人の初めての作業という難易度からすればかなり良い出来に見える。あの娘ほどではないけれど、それでも常人よりも遥かに優れた膂力に感謝だ。そうでなければ、女性である私は此処まで簡単に目標としていた両手を塞がない容れ物を完成させる事は出来なかっただろう。
さて、此の鞄にはまず初めにちゃっかり持ってきていた虫の足を折り畳んで底に敷き詰める。硬いものをや重いものを下にしておくことで柔らかいものを保護するという先人の知恵で、今は昔は直接他所に出向いて商品を購入し自力で運搬していたらしい。それと、虫の足なんてものを早々に必要とする状況はそうあるものではないのだから、奥底に仕舞っても構わないという判断もある。
次にインクと紙とハサミと定規。工作やサバイバルに使えそうなもの。特に紙とハサミは嬉しい。
紙は着火点に、ハサミは燃料となる石油製品である建物に使われているシーリングを剥がしたり、ドライバーという工具のの代用としてもつかえるだろうか。ハサミは後に適当な金属部品で研いでおく事とする。
使い捨てライターは間違って着火しないようにロックして入れておく。更に、適当に付け足した肩紐に事務所で見つけていた鉄輪を通して掛けておく。こうすることで帯状の物を結びつけたりなど少しだけ便利になる
此れで目欲しい雑貨を収納して荷物を用意できたので、次は足となる車輌のの物色だ。出来るだけ馬力のある頑丈な車体が条件で、此れも出来ればだがシートが外せて荷物を載せる空間を作れるものとカーナビゲーションというオプションが載っけられるものが良いだろう。付け加えて、燃費も整備性もいい車。そんな都合のいいものを事務室から持ってきたパンフレット片手に手早く物色だ。
恐らく店員が客に見せるための車両や対応するオプション等の索引から燃費や整備性等と、路面の向き不向きやシートを倒せる角度やシートを動かせるオプション、動力の性能やどのような場所での使用が想定されるか等も踏まえて条件から絞り込むと、こんなキャンペーンページに行き当たった。
【必見!おすすめSUV特集】
その中でも分けられたうちの一つ。
積載量の多いSUVをみる。
それらの中から出てきた候補はこんなものだった。
● キャンプにおすすめのSUV
● 積載量の多さで選ぶSUV3選
ランドランサーフラガ
アウトラグーン
ランドローダー ディスティル
上からそれぞれの特徴として挙げるなら、ランドランサーフラガは圧倒的な積載量、アウトラグーンは給電機能、ランドローダー ディスティルは抜群のシートの可動性能だ。
それぞれメリットはあるが、今のところシートはそこまで重要な要素ではないのでランドローバーを除外して、残る二つの候補の何方にするか考える。
「積載量はそのまま生活の安定に繋がりやすい、でもないものは詰めないよね。なら、これは?給電設備は魅的力だけど、電化製品だっけ?は今の所はコーヒーメーカーしか見たことないないよね」
双方、 メリットデメリット両方揃っているが、優先順位を考えてみようと思う。ランドランサーフラガは頑丈な作りで積載量も必要十分。大人数の移動にも耐えるだろう。アウトラグーンは電気の使える充電設備を持っていることから、様々な状況に対応できる拡張性がある。
よくよく考えてみてとても迷ったが、私はこちらを選ぶことにした。
「アウトラグーン、君に決めた!」
やはり近くに大きなエネルギーの供給元がある、というのはとても心強い。この世界の時代背景から全自動調理器のようにすべてを包括とは行かずとも機能を分割したものがあることはコーヒーメーカーという物から伺えた。更に言えば、世界的にたった一種別のエネルギーを動力とする電化製品が普及していることも私は知っている。
以上の点から、積載量を削ってでもこちらを選ぶべきだと判断した。車の種類が決まったから次はキーを合わせる作業。周囲を警戒しながら一つ一つ鍵穴に嵌めたり、表面にある突起を押していく事はしない。キーは持ってきた中でもボタン式のものを選ぶ。なぜならこの三菱アウトランダーは スマートキーのもので 長方形にボタンが三つ並んだ形をしている形だと分かっているからだ。
そんなこんなで、3分ほどで目的の鍵を見つけた。
「よし、次は燃料!」
次に用意するのはペットボトルと消火器、あとは適当な金属パーツ。
試乗用の車に、消火器でパーツを打ち込む。パーツを浅く刺したら抜いて、道にあったグリーストラップ―排水溝に掛けてある鉄板―を打ち込む。そのまま燃料タンクを撃ち抜いたら、ペットボトルで零れ落ちるガソリンを掬う。おそらくハイオクと呼ばれる種別であろう其を、ペットボトルでおおよそ七本程度詰める。
アウトラグーンはレギュラー仕様だが、ハイオクも使えるとの記載があった。此れもアウトラグーンに決めた理由の一つだったりする。簡単に調達できる資源を用いるほうが簡単で、使える燃料の幅が広いなら必然調達も楽になるだろうからだ。
しかしレギュラーの方が効率が良いのも当たり前の話で。しかしながら見た目にはさほど変わらないそれを意識する余裕は私にはない。ハイオクであるかどうかに関わらず、レギュラーであろうとハイオクであろうと適当に容器に詰めていく。
「ハイオク給油して、荷物確認して、安全確認、台座を壊して。ナビは持ってきたけど、時間ないから後回し。ドライバーは鞄にしまって、あとはガソリンの給油に使った容器を洗ってさよならかな。なら、行こうか。ひとどころに留まる理由ないし」
石材製の台座を壊して、キーを刺す。回してエンジンを掛け、メーターを確認。
そうして私は、アクセルを踏み込んだその時。遠くから、まるで大量の人間が走って来るような、
騒音が轟く。
嫌な予感がした私は持ち前の膂力でもって、なりふり構わずドアを破壊。真新しいアウトラグーンに盛大に傷を付けながら、表道路に飛び出す。サイドを確認すれば、遠くから巨大な身体を揺すりながら此方へと歩んでくる蒼の金属光沢を持つ蜂という種別であろう生物と、頭にまともな感覚器官の無いであろう若干人とは異なる姿をした大勢の、老若男女問わすが猛然と突進してきていたのだった。
«2022/10/03/6:42改稿(済)»
はい、というわけで。クイズです。
テーデン!
今回登場した蜂型巨大生物!元となったのはなんという
種類の蜂でしょう?感想で答えてみてね!
お楽しみいただけましたでしょうか?
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追伸:御意見、御感想募集中!
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答えるよな?オイ
あ、ちなみに城ノ内は死にません。
著作権とか二次創作とか規約とかあるのででないから。




