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家(築10秒)に弟子を招いた


 そんなこんなでニーナを町の外の森を抜けた先のちょっとした山の頂上まで連れてったのじゃが...まあへばっとるの。


 最初の方は「聞き忘れてたんですけど師匠の名前って何ですか~」とか「師匠って知り合い居ないんですか~」とか凄い質問してきとったのじゃが森を抜ける頃には「師匠ってどんなとこに住んでるんですか(呆れ)」に変わってきとったのうw。因みに質問は全部「後でな」で受け流した。


 そんな事はおいといて当然エルマ家になんか行かずにこんなとこに来た理由はここに家を建てるためじゃの。尚この山には所有者はいない。強いて言えば滅茶苦茶強めの魔物くらいかの。というか今回は追い払っとったがそんじょそこらの人間共はまず森を抜けれない。あの時点でAクラスの魔物が多数発生する体たらくでこの山なんかさっきまで竜が居たからの。追い払ったが。


「師匠?ここに家なんてありませんけど?」

「今作るからの」

「え?」


 さて後は簡単じゃのというか某無限の魔力を持つ王の選定者の内の1人に出来るのに儂に出来ん通りはあんまり無い。というか儂の方が演算力も身体スペックも高いからの。魔力は流石に有限じゃから無限には勝てんが。


 分子構造の操作を行い様々なものを錬成し、木を作り、それを組み替え家にする。この際に儂が道中ちゃっかり回収した木の分子の情報のコピーを組み込み限り無く(本物)に近い(偽物)に作り替える。そして魔力で法則に干渉し、今錬成したものを全部「それが本来の形」と誤った定義を確定させて固定させる。これで魔力を絶やしても形が変わる事は無い...筈...。いや若干怖いな。偽精霊でも宿させて無理矢理使役しておくか。


「ほれ、完成したぞ。ただの新築一軒屋」

「完成したぞじゃないですよ?」

「少し待っておれ」

「は?」


 そんなやり取りをしつつ家に入る。...うむ。内装も完璧じゃの。とかいってたら10秒経ったな。ではニーナを迎えに行くかの


「ほれこれが儂の家じゃ。築大体10秒の新築じゃ」

「さてはあなた10秒居たから自分宅って事にしました?」

「正解」


 ニーナを家の中に招き入れる。

「普通に良い家...いや見た目とサイズ合って無くないですか?」

「空間を弄ったからの」

「なんですかこのなんでもあり」

「それが儂じゃからの」


 実際そうだったりする。レミンという友人曰く

「体がSCP-2006、精神が共感性を少し得たサイコパス、能力が初見殺し、使用技にバグを使う、即ちただのヤベー奴。お前はFC版のドラゴンでクエストなゲームの2作目の破壊神の取り巻きにブリザードが出てきたような状態か何かか?」

とのこと。ソレよりはマシじゃと思う。


「まあそうじゃの、じゃあ質問タイムと行こうかの」

「ようやくですか...」


 そんな適当なやり取りでニーナから聞かれた質問とその受け答えは以下の通りじゃの

Q1.名前は何ですか?→A.儂にはキャロという偽名ががが。因みにエルマという少女はある意味儂と同一人物でもある

Q2.何者ですか?→A.人外

Q3.悪人ですか?善人ですか?→A.サイコパス...らしい。しらんけど

Q4.パンツの柄は?→A.普通のやつ

Q5.好きな人は?→A.LikeかLoveかによるが足して大体10以上

Q6.好きなものは?→A.面白いもの

Q7.その魔法はどこで知った?→A.説明書をよんだのよ!

Q8.その説明書はどこに?→A.写本ここにあるよ☆

Q9.魔力量を身につけるにはどうすれば?→A.儂のは生まれつき。努力は説明書に書いてある。

Q10.性癖は?→A.お主にやってやろうか?(悪意)→A.結構です


 って具合じゃの。ちょくちょくいらん質問が混ざっておるがまあ気のせいじゃろ。(白目)

 

 さて、グレシーに色々教えるのはまあしばらくは取説を読ませておくだけで済むから今のうちにこの世界の仕組みやらなにやらを其方等に説明するとしよう。あ、説明は___________の中だけに書いておくから興味が無ければ勝手に読み飛ばしとくれ。


___________________

 この世界は自然発生した世界であり、そこに今女神と呼ばれるものが作られた。本物の神では無い。

精霊教にある「女神が世界を作った」はこの時点では正しくは無い。

 女神は世界が思った通りに進まぬ事に苛立ち、世界を叩き壊した。まあ女神だなんて大層な名前で呼ばれ取るが、実情はただ力が強くて知識があるだけの餓鬼なんじゃよな。少なくとも精神は。

 それで見るものが無くなって退屈してたからペット代わりに作った最初の龍を作り替えて世界に仕立て上げた。これが今の世界であり、精霊教の「女神が世界を作った」が残念な事に正しい事になってる結果でもある。


 その後女神はその世界の上で盤上遊戯を始めた。それが「魔族VSそれ以外」の構図を生み出した原因でもあり、それぞれの力のトップとして勇者・賢者・聖女・英雄の通称女神セットと魔王という存在の生まれた要因でもある。が、女神はずっと人間側しか勝たせなかったようだが。

 そしてこれで可笑しいと思ったある魔族が魔王になった時、その魔王の力任せに無理矢理女神の権限にアクセスして色々調べ上げた挙句、女神との接続をぶっ壊した。まあ残当じゃの...いや残念でもないか。

 後は魔王が女神の思惑を理解して女神をぶっ飛ばす用の戦力を蓄えてるのが今の現状だが...まあ難しいだろうな。女神あれでもこの世界では最強だったし。今は儂の方が強いが。

 それでも困った女神は別世界の人間の命をバレない程度に一つ拝借してこちらに持ち込み、この世界に適応出来るよう、別の魂と混ぜ合わせて誕生させようとした。それがアヒムで、混ぜ合わされた別の魂が本来のエルマ。

 これが少なくとも今必要な女神の情報。


 で余談になるが偽物の精霊は本物が意図せず作った魔力の塊でしかない。...では本物の精霊とは何なのか?その答えは単純明快。記憶を消された別の世界の人間の魂を媒体に女神が作った人形でしかない。他にも女神の創造は魂を除いて大体なんでも作れる。では魂はどこから持ってきたのか...まあこれも単純で別の世界を滅ぼして適当に魔法の適正を埋め込んでいった。それで完全に成功したのが今の人間。中途半端に成功したのが魔族。埋めた結果失敗したのが魔物及び動物。ただし埋める過程で壊した魂もあったりする。

 壊れた魂に来世は無い。というか輪廻に還るものは魂なのにそれが無いんじゃ還りようが無い。


 だからこそ、キャロは正真正銘のゴミがコイツだと思っている。


_____________________


 と、まあこんな具合じゃの。


「師匠ー!読み終わりましたよー!」

「早くないかの?」

「私早く読むのは得意ですから!」


 えぇ...それでも一応53742ページはある筈なんじゃが...


「それで色々分かりましたけど師匠の魔法ってこれに無く無いですか?」

「ん?あぁ。無かったからの。作った」

「え?あのーこの本曰く魔法って世界の理そのものに近いってあるんですが」

「欲しいソースコードが無ければ作れば良い!byレミン と言っとったが?」

「?」

「あー...欲しいもの無ければ作れば良い!って事じゃ。あと魔法は理っぽいだけで理では無い。どちらかと言えばイメージは源泉じゃの」

「酷い理論だ。というか源泉?」

「そう。ようは強くなればその源泉から引っ張って来れる力の大きさが大きくなるからそれだけ強い力が出しやすくなるって具合じゃの」

「成程...いや作ったの下りは!?」

「半分デマじゃ。作れるが作る必要が今のところ無いからつくっとらん」

「そうですか...いや作れるのか...」


 まあ、作れるかと聞かれれば作れる。余裕で作れる。むしろ物によっては壊す方が怠い。なんせマジモンの神が数万がかりで邪魔しに来るからの。作る分には作っても作った側は簡単に壊せるから意外と便利だったりもする。というか儂の使う外法は理の抜け穴じゃからある意味理みたいなものでもあるが。



 ...え?終わり?この起承転結の結のちょっと後か前くらいのここで?...作者ー!!!




キャロは地球にも人間のフリして行った事があります。

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